JICA海外協力隊の世界日記

コスタリカ便り

サッカー 一色

この国の人気スポーツと言えば、やはりサッカーですね。サッカーのことをスペイン語では fútbol(フッボール)と言います。英語の football の外来語ですが、世界的にはサッカーよりもこの呼び方が一般的なようです。

コスタリカには、日本と同様プロ1部、2部リーグがあり、7月末から2017年シリーズのリーグ戦が始まっています。1部リーグは12チームあり  一番人気があるのが首都サンホセに本拠地を置く“サプリサ”、そして、隣のエレディア市には、2016年シーズンに優勝した実力の“エレディア”があります。

私が住んでいる地元のチーム“リベリア”はいつも下位グループにいます。今シーズンはすでに4試合していますが、先週末にやっと1勝したばかりです。最下位のチームは、2部リーグのトップと入れ替えがあり、昨年は何とか免れましたが、今年はもしかしたら危ないかも知れません。

リベリアのホームスタジアムは、ピッチとスタンドの幅が狭いので、観客席から選手達のスピード感あふれるプレーを間近かに見ることが出来ます。選手は全体に小柄ながら日本人選手よりもタフな印象を受けます。また、ブ-イングを聞いていると、普段は滅多に耳にしないヤジを聞くことができるのも楽しいですね。

入場料は日本円換算で約1,000円ですが、サプリサ戦になると観客席の場所により2倍から3倍に跳ね上がります。冒頭の写真は昨年撮ったものですが、左側の黄色いユニフォームがリベリア、右側のビジター用の白のユニフォームを着ているのがサプリサです。

このスタジアムの近くにはパブリックのサッカー競技場もあります。 そこでは、子供からシニアまでいろいろな年齢層の試合が見られるので、週末に散歩を兼ねてよく観戦しています。女子高校生チームの試合も観たことがありますが、この国でも女子サッカーは結構盛んで、最新のFIFAランキングは40位(日本6位)にランクされています。この写真は競技場の外壁に描かれた女子サッカーの絵ですが、嬉しいことに日の丸もあります。なでしこジャパンが大活躍していた頃に描かれたのでしょうか。

男子サッカーの話に戻りますが、現在のFIFAランキングは26位(日本46位)です。今年は世界中で2018年のロシアワールドカップの最終予選が行われていますが、北中米カリブ地区では、コスタリカはメキシコ、米国と共に 6チーム中上位 3チームに入っています。

この写真は主に欧州リーグで活躍しているコスタリカの代表選手達です。なかでも、5月に欧州チャンピオンズ・リーグで2年連続優勝したスペインのレアル・マドリードの守護神(ゴールキーパー)Keylor Navasはコスタリカ出身なので、当国サッカーファンの大きな誇りです。

9月と10月にあと4試合残っていますが、勝ち点を追加して無事にワールドカップに出場出来ることを期待しています。そして、来年は サムライジャパンと同じようにコスタリカ代表チームにも、日本から声援を送りたいと思っています。

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