JICA海外協力隊の世界日記

ザンベジ川へは徒歩3分

「ちっとうんぶーあ!」

ザンビアでは、ゆで卵やサモサ、スコーンなどをバケツに入れ売り歩く人達と何処ででも出会う事ができます。殆どが1〜2クワチャ(約10円〜20円)と商店で売られている駄菓子と同じ値段設定のため、老若男女問わず人気の軽食となっています。
任地であるチルンドも、活気溢れるバス乗り場、商店街など人が集まる場所では毎日、朝から販売され大繁盛しています。場所によってはその場で揚げている店もあり、揚げたては一層美味しいです。タイトルにある通り、今回はチルンド郡を含むルサカ州で話される現地語のニャンジャ語で”chitumbuwa”(日本人の耳には「ちっとうんぶーあ」と聞こえます)と呼ばれる揚げ菓子を紹介したいと思います。英語では”fritter”、そのまんまですね。

作り方も分量も完成時の大きさも作るお母さん次第というザンビアクオリティーで、そこがまたよく、売り子と片言の英語とニャンジャ語で話すのが面白くて、毎日通勤途中に買っています。ただでさえ肌の色が違って目立つのに、毎日買うとどうなると思いますか?おそらく初対面の人にも路上で「おはよう!ちっとうんぶーあ!」と叫ばれるようになります。商店街を通る度に「今日はフリッター食べたか?」と必ず聞かれます。そんな平和な日常が大好きで、ちっとうんぶーあも美味しくて明日も買おうとなります。

勝手に私が決める「チルンドのベストちっとんぶーあ」は、バス乗り場前と、入国管理局近くのガソリンスタンド前、40kmほど離れた村の小さな商店の3箇所です。

代表的な作り方は、小麦粉(適量)、砂糖(適量)、塩(適量)、水(適量)、ベーキングパウダー(適量)、人によっては卵や果物ペースト、牛乳を混ぜているそうです。あとは生地を油で揚げるというシンプルな料理ですが、シンプルなので万人受けし、ザンビアの料理本には代表的なザンビア料理の1つとして紹介されているそうです。

個人的には、小麦粉が多めの少しハードな生地で、きつね色を少し超えたカリッカリが大好きでオススメです。

今後のワークショップでは、栄養改善としてザンビアの特産であるパパイヤやバナナ、チルンドの特産であるアフリカンアップル”マサオ”を練りこんだものを紹介していきたいです。身近な材料を使って活動を行えるよう、これからも地域の方々に密着した生活をしていきたいと思っています。

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