いざ!ソロモンへ 〜南の島で実験を〜

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丸山 健太
(神奈川県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
理科教育
派遣国
大洋州
ソロモン ウエスタン州ギゾ
一言メッセージ
教科書がない!水が出ない!ガスがない!虫だらけ!そんな学校で理科をゆったりと教えています〜

 

サイエンスショー開催!

2018.11.08

活動

サイエンスショー開催!


こんにちは!ソロモン諸島からお届けします!


私は現在ソロモン諸島にある中高一貫校で理科を教えています。

今回はそんなソロモン諸島で毎年10月5日に開催されているWorld Teachers Dayというイベントに参加して来た話です。

World Teachers Dayとはその名の通り「世界教員の日」と題されて、ソロモン諸島中の学校の先生が一同に集まり、ソロモンの教育のあり方について討論したり、地域対抗でスポーツをしたり、ダンスをしたりして教員同士の交流を図るものでした。

日本ではなかなか馴染みのないWorld Teachers Dayですが、協力隊の派遣されている隊員のいる国では盛んに行われているそうです。


去年はこのWorld Teachers Dayの存在を当日知ることになったので、参加できなかったのですが、今年はあらかじめいつどこで行われるのかを把握していたので、参加することができました。


今年開催地となったのはマライタ州のアウキという場所です。アウキはソロモンの中でも第二の町と言われるほど大きい町でして、実際に足を運んでみて「確かに首都の次に大きい町だな」と感じました。


そんなWorld Teachers Dayには私だけでなく、チョイセルベイという場所で活動している同期隊員と、今回のホスト校であるアリゲゲオ州立高校で活動してる隊員が参加しました。私含めて3人とも「理科教育」という職種であり、これは何かイベントをやる絶好の機会だということで、World Teachers Dayの開催前2ヶ月ほど前から今回の記事のタイトルにある「サイエンスショー」の企画を進めていました。

それぞれ隊員としてソロモン諸島の学校で一教員として働いていて、気がついたことがありました。それは、①ソロモン諸島で働く学校の先生は実験を実行・体験した経験がほとんどないこと、②その影響で、学校現場で先生たちが実験を積極的に行なっていないことがありました。今回サイエンスショーを行おうと思ったきっかけは、2つの体験をもとに「私たちにできることはなにか」と考え、それならば「私たちがソロモンで手に入るものを使った実験を紹介しよう」さらに「できる限り私たちJOCVが持っている技術や知識・ノウハウを伝えよう」ということを実行しようと考えたからです。

サイエンスショーと聞くとあの有名なでんじろう先生を筆頭として日本では各地で年中行われています。かつ、インターネットが普及したことで、実験の動画を簡単に手に入れることができます。しかしソロモンではテレビもまだ普及していませんし、インターネットも普及していません。生徒たちが科学を学ぶことができるのは学校しかないです。学校でしか学べないということは、先生の影響がとっても大きいわけです。今回実験の紹介をするサイエンスショーを行うのにあたり、全国から学校の先生が集まるWorld Teachers Dayは絶好の機会でした。


サイエンスショーの内容は、空気砲やストロー笛、逆さまにしてもこぼれない水などなど、「ウワッと」驚くような実験を選び、かつソロモンでも手に入るもので実行可能なものをやりました。
結果として、反応は十分に満足がいくもので、多くの先生から「やり方をあとで詳しく教えてくれ」なんて言葉をいただきました。サイエンスショーを見学に来てくれた先生たちがその後、彼らの学校で実験を実行してくれているかの確認はとることができませんが、今後の目標として実験の普及活動や、その後の追跡調査等も検討に、「次への第一歩」を踏み出すことができたのは大きな成果かなと思います。

我々の目的は、一人でも多くの生徒たちに理科について興味を持ってもらうことで、今回のサイエンスショーは間接的ではありますが、私たちの手の及ばない学校の生徒たちへ向けたものになりました。


今後も継続して行えるようなサイエンスショーにしていきたいです。

読んでいただきありがとうございました。これからも応援よろしくお願いします。