いざ!ソロモンへ 〜南の島で実験を〜

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丸山 健太
(神奈川県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
理科教育
派遣国
大洋州
ソロモン ウエスタン州ギゾ
一言メッセージ
教科書がない!水が出ない!ガスがない!虫だらけ!そんな学校で理科をゆったりと教えています〜

 

ソロモンの学校の教員として働くこと

2018.05.29

活動

veluvelu leana! (任地の民族語であるロビアナ語で”こんにちは”)

今回は学校の教員としての活動を少し紹介します。

現在わたしはソロモン諸島にあるGizo島という島のある中高一貫校で理科の教員として働いています。

普段はFORM1(中1)とFORM2(中2)を担当しています。

ソロモンの学校は日本と同じように先生たちが生徒のいる教室に行き、授業をするスタイルになっています。1コマは40分で、1日に8コマあります。

8:20から1時間目が始まり、14:00には授業が終わります。曜日によって、放課後にスポーツをしたり、各出身地ごとに集まって伝統的なダンスの練習をしたり、歌を歌ったりしています。

普段は英語を使って授業をしていますが、状況によっては現地語の方が伝わりやすいことがあるので、使い分けています。現地語であるピジン語は英語と似ているので、話すのは難しくありません。

今回はそんな授業中の様子を紹介します。

授業のチャイムがなってから教室に入ります。

日本のように号令はありません。号令のようなものをやってる様子もありません。先月から担当しているクラスだけで「号令」を説明してみたところ、生徒たちから「やってみたい!」と声が上がったので、たまに号令をしています。やはり、号令をすると生徒たちに「これから授業が始まるんだな」という意識を持ってもらうことができます。

教科書は一人一冊ありません。各教科によってまちまちですが、理科の場合、1年生の教科書は全部で3冊しかありません。基本的に黒板に説明書きをしていくスタイルになってます。コピー機もあるので、適宜教科書のページを印刷して、配布する時がありますが、紙やトナーが貴重だったり、無くしてしまう時があるので、多用はしません。

生徒たちが使うノートは町中にあるお店で買うことができます。結構種類があってそれぞれ値段も違うのですが、平均$5(約75円)です。授業中にノートを使いきったら、それぞれの担当の先生から新しいノートをもらうことができる仕組みになっています。(ノート代が授業料に含まれている)

日本のようにシャーペンを使っている子はいません。鉛筆を使う子はたまにいますが、ほとんどの子たちがボールペンを使っています。ボールペンが手に入りやすいこともありますが、おそらくノートの質的に消しゴムを使うと破れてしまうからではないかなと考えています。

机と椅子は1人1セットありますが、時々何故か椅子の数が足りなくなってしまう時があるので、椅子をシェアしながら授業を受けている生徒もいます。基本的にモノが手に入らないので、生徒たちも特に気にしていないようです。

1時間目から4時間目まで休み時間なしで授業したのち30分の休憩時間があります。その時間に生徒たちはマーケットに行って軽く食事をとったりしていますが、多くの生徒は時計を持っていないので、なかなか時間どおりに帰ってきません。だから休み時間が終わった後の5時間目のはじめは生徒が少ないです。休み時間が30分しかないのも気になりますが、どうにかして少しでも時間を意識してもらえるようにできないかなと考えています。

最終の8時間目が終わるのが14時です。その後ほとんどの生徒は帰路につきますが、数名は学校に残って質問しにきたり、小さなグラウンドでサッカーをしています。

すでに配属されて10ヶ月が経っているので、この状況が「当たり前」になりつつあります。配属された当初は「ここを直さなきゃ」とか考えていましたが、こうして生活してみると、日本と違うシステムにも何かしらの理由があることがわかってきました。

「違うから変えていこう」というよりも「なんで違うんだろう。どうしたらもっと良い部分を引き出せるかな」という考えになってきました。

現地の生活に浸かることでしか見えないこともたくさんあります。一見「おかしいな」と思うかもしれないこともありますが、「変えていくことだけが、変化ではない」と考えるようになりました。

残り一年間、どんな「変化」が起こるのか。起こせるのか楽しみです。

それでは。