JICA海外協力隊の世界日記

まるタイ日記

はなまる

今日は、日本語コンテスト上南部予選でした。タイには、各地域に日本語の中心校(通称:センター校)があり、周辺のほかの学校(通称:衛星校)と協力しあって、日本語のイベントやコンテストを開催します。南部にはセンター校が3校ありますが、ウィチェンマトゥ学校もそのひとつです。近隣5県8校から50人以上の生徒たちが集結した、今回の日本語コンテストも、ウィチェンマトゥ学校が運営を担いました。
コンテストでは、辞書をいかに早く引けるか競う「辞書引きふりがな部門」「辞書引き漢字部門」、本番でいきなり渡された原稿を朗読する「朗読部門」、日本人の発音を聞いて単語を書きとる「ディクテーション部門」、絵から自由に発想する「一枚の絵から話を作る部門」があります。「ディクテーション部門」に関しては、例年、隣県の大学が運営を担当していましたが、今年からウィチェンマトゥ学校で実施することになりました。

当日は、同僚のタイ人の日本語教師にインタビュー調査にきたA先生が、審査員として飛び入り参加してくれました。A先生(写真右)は、JOCV(青年海外協力隊)のOGで、以前チャチュンサオ県の中等学校で日本語を教えていました。今は、大学院で「タイ人の先生が日本語を教える際に不安に思っていること」について研究しているそうです。
わたしは、A先生とともに、「朗読部門」の審査員をしましたが、はじめて読む文章に苦戦して、発表のときに泣いてしまったり、自分で自分が可笑しくなったりする生徒もいて、なんだかすごい精神状態にあるのだなと思いました。わずか10分の間に、見本CDを聞いて、日本語の文章を2分間も朗読しなければいけないのですから、うまくできなくて当然。勝ち負けよりも、挑戦することに意義があるので、生徒のがんばりには全員はなまるをあげたいです。

コンテストの運営にご協力くださった先生方、健闘した生徒たち、お手伝いしてくれた日本語クラスのみんな、どうもありがとうございました。8月26日の日本語コンテスト南部本選で、また会いましょう。

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