JICA海外協力隊の世界日記

まるタイ日記

トランキャンプ

トランで日本語教育分科会が開かれ、タイ東北部から6名のJICAボランティア、南部からは2名の日本人教師が集まりました。分科会の1日目は、ウィチェンマトゥ学校で日本文化体験イベントを開催しました。ウィチェンマトゥ学校から40名、2校の近隣校(選択科目として日本語を開講)から40名、計80名の中高生が参加しました。
今回は、昨年12月にシーサケート県で同様の日本文化体験イベントを開催した際のさまざまな反省点を踏まえ、アイスブレークとして東京音頭を踊ったり、気分転換にクイズなどのアクティビティーを取り入れたりしました。
クイズでは「新学期は何月から?」「結婚は何歳から?」など、日本についての問題を、4択の勝ち残り方式で出題しました。「東京ディズニーランドはどこにある?」という問いでは、意外にも大多数が「大阪」と答え、一人も正解者が出ずに全滅してしまいました。どうやらトランの生徒にとっては、東京も大阪も大同小異のようです。

ローテーション活動では、茶道、書道、焼きそば、折り紙を、40分ずつ体験してもらいました。焼きそばづくりでは、フォトジェニックコンテストも取り入れました。タイには果物や野菜に彫刻するカービングという伝統文化がありますが、生徒たちもキュウリやニンジンを器用にカットし、きれいに盛り付けていました。
ふだんなかなか経験できない茶道も、生徒に大人気でした。タイでは抹茶味といっても甘いものばかりなので、以前、「抹茶を点てるときに砂糖も入れますか?」と生徒に質問されたことがあります。今回は、2人ペアで互いにお茶を点てあったり、苦い抹茶を甘いお菓子と一緒にいただいたりして、実際に茶道を体験できる良い機会となりました。

次回の記事では、分科会2日目に実施した研究授業についてご紹介します。お楽しみに。

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