JICA海外協力隊の世界日記

まるタイ日記

里帰り

今年も、中間テスト週間(外国人教師は試験監督なし)を活用し、ムクダハン県で日本語を開講する4つの学校へ授業見学に行きました。
7月23日はカムソイピタヤサン学校を訪れました。この学校は郊外にあり、3年前まではJOCV(2013年度2次隊)の日本語教育隊員が派遣されていました。現在は、日本人教師はおらず、わたしと同い年のタイ人の先生が1人で、高校1年生から高校3年生まで40名ほどの生徒に日本語を教えています。
当日、校長先生の配慮で、朝礼で自己紹介をさせてもらったところ、校内で多くの生徒が照れながらも、話しかけてくれました。
授業では、浴衣の着つけを教えました。生徒同士で互いに着せ合いましたが、中には初めて浴衣を着た生徒もいて、嬉しそうに自撮りしていました。タイ人の先生(写真1右端)も学生時代、弘前大学に留学していたとき、毎週浴衣を着ていたそうで、着物をたたむのがとても上手でした。

7月24日は、プリンセス・チュラポーン・サイエンスハイスクール・ムクダハンを訪れました。ここは、わたしが以前勤めていた学校で、当時の中学1年生はもう高校2年生になっていました。校内でわたしに気づくと、「先生~」と声をかけてくれ、むかし教えた「ごあいさつのうた」を楽しそうに歌って聞かせてくれました。
また、当時中学2年生(現在高校3年生)の男子生徒(写真2)も、職員室へ会いにきてくれました。彼は頭がよく、ふだん耳にする日本語について疑問に思っていることをたくさん質問してくれました。わたしが以前、この学校にいたときはタイ語があまりできず、生徒のフォローや語彙・文法説明も上手にしてあげられませんでしたが、今はそれが問題なくできるようになり、この数年間での自身の成長を実感しました。

午後は、同校に派遣されているJOCV(2017年度4次隊)コンピューター隊員Nさん(写真3)を訪問しました。3年半前、わたしのパソコンが壊れたときに、いろいろと面倒を見てくれたコンピューターの先生にも、久しぶりに会いました。当時はGoogle翻訳で会話していましたが、今はタイ語で普通に意思疎通できるので、なんだか感慨深いです。
ムクダハンでの学校訪問は、次回の記事に続きます。お楽しみに。

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