JICA海外協力隊の世界日記

まるタイ日記

全国大会

日本語コンテストの全国大会がバンコクのランシット大学で開催されました。ウィチェンマトゥ学校からは、高校3年生のIさん(写真1:右)が辞書引き漢字部門に出場しました。
私はおとといトランでの仕事を終え、任地を引き上げていたのですが、会場では配属先で2年間いっしょに働いた先生や、“日本語パートナーズ”時代からの知り合いの先生方、顔馴染みの生徒たちにもたくさん会うことができ、充実した一日となりました。
コンテストの司会や運営は、東北部ナコンラーチャシーマー県で活動中のJOCV(青年海外協力隊)日本語教育隊員、Aさん(写真2:右端下)とWさん(同:右端上)が担当してくれました。

当日さまざまな種目がある中、スピーチ部門だけが一般公開されました。地方大会を勝ち抜いた13人の高校2年生が、「心のボディーガード」「私の大切なもの」「自分へのお祝い」など、自由なテーマで思いを語りました。とりわけタイらしかったのは、バンコクの生徒のスピーチ「タイに生まれてよかった」で、もともとは男性だった人気女優や、才能豊かなLGBTのデザイナーの例を挙げ、多様な性を色眼鏡で見ることなく、大きな心で受け入れるタイ社会について、生徒自身の経験も交えて語られました。性別に関係なく、いい人になることができるはず!という彼の信念は、性の偏見に悩む人々への強いメッセージのように感じられました。


今回の「全国大会」は、まるタイ日記の最後の記事でした。これまで1年9カ月にわたりご愛読いただき、誠にありがとうございました。

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