JICA海外協力隊の世界日記

まるタイ日記

夜明けの町トラン

はじめまして。わたしの名前は、丸山 栞です。今年の10月から、タイ南部トラン県の中高校で日本語の教師をしています。トラン県に来る前は学生でした。ちょうど1年前は、卒業論文を提出してホッとしていたころです。わたしは大学4年生のとき、半年だけ休学し、国際交流基金の“日本語パートナーズ”タイ1期として、東北部ムクダハン県の中高校で日本語を教えていました。そのとき、「もっとタイ語ができたら、生徒にもっとわかりやすく教えられるのに…」「もっと日本語教育の知識があれば、タイ人の先生にもっといいアドバイスができるのに…」と思っていましたので、もう1度タイに来ることにしたんです。

しかし、タイはタイでも、所変われば品変わる。以前住んでいた東北部と、今住んでいる南部とでは、気候や文化も大きく異なり、日々さまざまな発見があります。ムクダハン県はメコン川の向こう側にラオスの町がのぞめる国境の町であった一方、トラン県はマレーシアにほど近い、アンダーマン海に面した舟の町です。トランという地名も、マレー語で「夜明け」を意味し、かつては、連日暁の港へ外国からの船が到着していたそうです(タイ国政府観光庁HPより)。

現在も、美しい海と個性的な島々、列車の駅、豚の丸焼きなどが観光資源となっています。わたしもこちらの学校に着任して、まだ2カ月。観察眼を持ちつつ、任地に溶け込みながら、日本の文化も潮風にのせてこの町へ届けていけたらと思います。

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