JICA海外協力隊の世界日記

まるタイ日記

水といきる

プーケットやクラビーといった海のリゾートにも ほど近いトラン県。常夏の国、タイの南部だから、さぞかし暑いことだろうと覚悟していましたが、この季節は意外と涼しく、扇風機を回したまま寝ると、肌寒いくらいです。以前住んでいた東北部よりも、雨が多くて曇っているため、日差しもそんなに強く感じません。

地元の人は、「1年のうち、8カ月は雨、4カ月は晴れ」とも言います。実際、その通りで、晴れているからと洗濯して出掛けても、ものの1時間後にはスコールに見舞われます。この年末年始も、ずっと大雨が続きました。土地の低い郊外では洪水被害が発生し、家の中では膝くらいまで、外では腰くらいまで、水浸しになりました。そのため、新年の授業がスタートしても、学校へ来られない生徒がちらほら。

近所のドーナツ屋さん(日本でいうところのミスタードーナツのようなチェーン店)にも、こんな看板が。タイ語で、「ご不便をおかけして申し訳ありません。洪水のため、車が商品を運搬することができません。」とあります。いつもは、うれしそうなお客さんの笑顔であふれているのに。ちょっと、さみしい気持ちになりました。
今回の大雨で、南部の県は大きな被害を受けました。早く洪水がおさまることを願います。

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