JICA海外協力隊の世界日記

コンポントムびじょん

#13 秋田県協力隊OB会スタディーツアーin コンポントム!〜1日目

コンポントムからこんにちは!

日本では改元に伴う令和の10連休から早1ヶ月、

日常に戻ったところですね。

その記念すべき?令和のゴールデンウィークに、

我が町秋田県秋田市から、スタディーツアーのグループ(6名)がやってきました!

企画は秋田県協力隊OB会。

引率者であるOB会の石田さん(元バヌアツ隊員・村落開発普及員)を筆頭に、

高校生と大学生、そして退職された世代の方まで幅広くご参加いただきました。

日程は以下の通り。

1日目(4/29)

OB会スタツア1日目.png

2日目(4/30)

OB会スタツア2日目.png

3日目(5/1・最終日)

OB会スタツア3日目.png

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

4/29 〜 ツアー1日目。

8:00 ホテル前で合流し、参加者の方々とご対面!~ 出発!

引率者の石田さんは、秋田県協力隊OB会による出発前の壮行会で一度お会いしておりました。

その際の飲み会で、スタディーツアーやりましょうよ~~なんてお話しましたが、

まさか本当に実現できるなんて。

感無量です。

9:30 コンポンチャム州スクン・タランチュラの村見学

実は、このツアーを催行するにあたって、私は一抹の不安がありました。

「お客様は日本在住の日本人。初海外のお客様もいらっしゃる。

 カルチャーショック等始め、これから待ち受けている”異”を受け入れるキャパシティはどのくらい・・・?」と。

しかし、ここで私の不安は杞憂と判明します。

各メンバーが自由に動き回り、

ウズラの丸焼き、

タマリンド、

アヒルの卵(茹で)、

コオロギ(大)、

ウォーターバグ(ゲンゴロウみたいな虫)、

はたまたタランチュラを!!

買い食いしてるではありませんか!!!

みんなでにゃむにゃむ.JPG

さすが、アンコールワットという大目玉がないにも関わらず

参加してくれた精鋭メンバーです。

積極的に「スタディー」する気概、素晴らしい!!!

(ちなみに私はアリ以外の虫にTRYするまで、

 心の準備に半年以上かかりました。)

各メンバーの多種多様な好奇心に、

私も学ぶところが多かったです。

スクン 集合写真.JPG

12:00 サントゥクシルクファームで蚕のライフサイクルを学ぶ & 昼食。

前回のJICAボランティア向けツアーでもお世話になったオーナーのNavinさん。

Navinさんガイド.JPG

ここのファームで使用されるシルクは、

カンボジア独自の種。

蚕が吐く糸は黄金の光沢を持っていることから、

Khmer golden silk”と呼ばれています。

蚕の一生についてエネルギッシュにガイドしてくれました。

糸紡ぎ.JPG

ここでも飛び交う、参加者達のギモン。

インタラクティヴな時間。

何回も来ておりますが、

「誰と来るか」によって違った視点があり面白いです。

そしてお待ちかね!クメール料理のランチ。

全員がカンボジア料理は初めてでしたが、

「美味しい!」in unison.

カンボジア料理は日本人に受け入れられやすい味付け。

デザートではマンゴーが!

Navinさんが庭に生えてる木から取って来る

もぎたてマンゴーは新鮮そのもの。

マンゴーシーズンにツアーがぴったり当たってラッキーでした。

そして食後は、女性陣大興奮なスカーフ選びの時間。

カラフルスカーフ.JPG

前回訪問時、

生糸そのままの色を生かした染色なしのスカーフがあればなぁ~と

Navinさんにお話していたのですが、

なんとオリジナルカラーのスカーフを織り上げてくれていたのです。

私はそちらを購入しましたが、やはりどの色味も

見る角度から異なる光沢を楽しめ、美しいです。

14:30 石像彫刻の村にて職人技を見学 〜

     ソンポートレイロットレイレアッ寺院 見学

sampowmeas.JPG

船の形をした一風変わった現代寺院です。

大乗仏教と上座部仏教の二つの文化の融合芸術は、

カンボジアの平和を願ったものだそうです。

帰りには、サトウキビジュースでエネルギー補給です。

15:00 頃 コンポントム市内へ。

道中、夕方に予定していたサンセットクルーズの催行可否について

取り扱いホテルに確認の電話を入れました。

「昨日雨が降らなかったからね~

 水不足で船出せないよ~」

・・・予想はしておりましたが。笑

そこで、ドライバーさんがニヤリ。

「俺の家はセン川沿にある。

 水不足の様子、この目で確かめにいくかい?」

(ドライバーさんは州ハイヤー協会みたいな位置付け組織のメンバーで顔見知。

 実は以前、私も水不足の様子を見に行かせてもらっていました笑)

参加者の皆さんも、是非見ていたいということだったので

行って来ました。ドライバーさん宅。

クメールの伝統的お宅にお邪魔。

またまたマンゴーを頂きました。

そして、家の裏にある川へ。

ご覧の通り、砂が露わに。

砂があらわ.JPG

現在、カンボジアは猛暑の影響で水不足。

農業に使う水は、こんな風にポンプで川からも汲み上げています。

川を眺めていたら、近くに小学校を発見。

ドライバーさんの娘さんが案内してくれました。

校内に設置されていた懐かしい遊具で遊び、思わぬ交流も・・・!

17:30 そしてコンポントム市内へ戻り、ホテルへチェックイン。

夕食までしばし休憩です。

19:00 自立支援施設 Phum Asia にて、パフォーマンスディナー。

地元の子供達による民族舞踊パフォーマンスを見学しながらの夕食です。

アプサラポーズ.JPG

こちらは日本人により運営されている施設で、

農村部から集まった21人の子供達が働きながら学ぶため共同生活をしています。

自分や地域の自立を目指し、10代の若者達が自分の生業を発見し身に着けようと努力しています。

また文化の保護・特に伝統舞踊継承に力を入れており、

州文化芸術局の支援も受け様々な民族舞踊を練習。

今回のようにツアーでのパフォーマンスディナーの他、地域のイベントでも披露しています。

もちろん、料理も子供達手作り。

運営されている日本人の方とも料理を囲み、

再びカンボジア料理に舌鼓を打ちました。

最後には、子供達と記念撮影です。

記念撮影phumasia.JPG

21:30 ツアー1日目終了!

・・・参加者の皆様は、

フライトの関係で前日の夜中にカンボジアに着き、

あまり休息を取る時間がなかったにも関わらず、

合流前にはワットプノンを観光したりとエナジェティックでした。

1日目、お疲れ様でした〜!

~ツアー2日目に続く~

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