JICA海外協力隊の世界日記

ブラジル日系社会からの通信

活動先COPASULの紹介

活動先COPASULの紹介をします。

1978年COPASUL(コパスル:南マット・グロッソ農業協同組合)はここ南マット・グロッソ州ナヴィライ市で生まれました。昨年は40周年記念式典が市で盛大に行われたようです。

創業者は日系人の神谷 栄氏で、27人の日系人綿農家の協同組合として設立されました。 上の写真はその中の7人の当時の写真です。

現在、COPASULには約1,200人の協同組合員がおり、主にトウモロコシ、大豆など穀物販売、タピオカデンプン製造工場、綿紡績工場のほか、灌漑設備の販売をしています。取引先はブラジル26州の中で14州に広がっています。

また、ナビライ市地域周辺の日系団体への支援、地域の環境保全、青年育成プロジェクト、スポーツ振興など地域社会への貢献を積極的に行っています。

神谷氏はブラジル農業の発展に大きく寄与した人として知られています。COPASUL本社には、入り口や本社ビル内通路の壁に神谷氏の言葉や関係する新聞記事が至る所に掲示されています。

また、神谷氏が好きだったKOI(こい)の池が本社ビル内の入り口にあり、何匹ものKOIが泳いでいます。もう25年もこの池で生息してるKOIもいます。説明の看板にはKOIは「日本人の誇り」であり、「忍耐力」、「勇気」、そして「人生の成功」のシンボルと書いてあります。

COPASULに勤務する人は、本社、工場など含めて約500人の職員がいます。私の活動はこれらの職員に対して、日本で始まり、今は全世界で広まっているKAIZEN(カイゼン)活動(品質管理・生産性向上)を導入し指導することです。

活動の内容は次回以降に紹介したいと思います。

40年前に27人の組合員で創業されたCOPASULを、1200人の組合員、500人以上の職員を抱える大きな協同組合に発展させた、創業者 神谷 栄さんおよび一緒に活動された日系人の方々の活動に感動しています。

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