モロッコより〜ミントティーとまったり日記〜

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松嶋 佑佳
(山口県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
障害児・者支援
派遣国
中東・欧州
モロッコ タンジェ県タンジェ市
一言メッセージ
日本では中学校の英語科教員として勤務。現職参加です。モロッコでは公立小学校の聴覚障害の子どもたちの学級で活動しています。

 

モロッコの難聴学級って?

2018.06.19

活動

私は今、公立小学校に併設されている難聴学級で活動しています。

95万人の町の人口に対して、公立の難聴学級は1つだけ。 「ほかにも耳の聞こえない子どもたちはいるだろうに…!」 と思いましたが、モロッコでは、小・中学校にある難聴学級のほかに、「アソシエーション」という、日本でいうNPO団体がたくさんあります。

そこで学習支援や職業訓練などして、難聴児への支援をカバーしているようです。 学校によってもアソシエーションによっても、体制や質にかなりの差があるのが課題です。

私は1年間難聴学級で活動してきましたが、次年度はアソシエーションでも活動を行いたいと考えています。

私の活動先の難聴学級は8人。 7〜16歳で男の子の方が多いです。

補聴器をつけなくてもある程度聞こえる子、補聴器や人工内耳をつけている子、全く聞こえない子など、軽度から重度の難聴児が通っています。

先生はこの道18年のベテラン。 ただ、来年度で定年退職。次の担任への研修が急務で、それが私の次年度の目標の一つです。

授業はアラビア語、算数を中心に、実生活にいかせる内容を教えています。アラビア語では読み・書きと発音に力を入れ、健聴者の社会でもコミュニケーションがとれるように。算数は、買い物などで困らないように。 就職先としては、理容や裁縫などが多いようです。

私は図工や体育、そしてアラビア語と算数の学習支援を行なっています。

手話の役割や重要性とか、健聴者と働くために必要な力とか、この子たちを見ているといつも考えさられます。

日本ではゆっくりと考えることができなかったことが、今じっくりと考えられています。 日本だと、見つけたい答えは本を探したり同僚に聞いたりできます。

しかし、ここでは疑問に対する答えがすぐには見つからない。 このまま答えは出ないかもしれないし、私の見立てが合っているかもわかりません。 でも、私はこの自分で考えて意見を持つ体験ができていることを、とてもありがたく思っています。