JICA海外協力隊の世界日記

太陽と海と雨の島

Education Week

 ミクロネシア連邦のポンペイ州では、今週はエデュケーションウイークと呼ばれています。私が所属している教育局のスタッフが、ポンペイ州内を5つの地区に分けて、月曜日から金曜日まで順番に訪れています。

 今日は、ポンペイ州内で一番生徒数の多いネッチ小学校を会場にして、近隣地区で今年度に頑張った幼稚園児から中学2年生までの子供たちと、授業研究や学校運営で努力されている先生と校長先生の表彰式を行いました。

 表彰式では、各学校から通知表の評定平均が、ある一定の基準を満たす生徒が選出されて、賞状と賞金を受け取っていました。賞金を渡すところは日本ではなかなか見られない光景ではないかと思います。

 優秀な先生と校長先生を選出する、Teacher of the year と Principal of the year は、各学校からの推薦や、教育局スタッフによる学校の認証評価やインタビューなどの審査を通して決定しました。偶然にも少し前に、本日Teacher of the year を受賞した先生の授業を見学する機会があったのですが、その授業はとても入念に教材研究された素晴らしい授業で、子供たちの積極的な発言やグループ内の活発な議論がとても印象的でした。受賞時に会場で湧きあがった盛大な拍手は、誰もが納得の受賞であることを物語っていました。

 表彰式が終わりお昼休みになると、招待客にお昼ご飯が運ばれてきたので、膝の上にのせて写真を撮ってみました。大きなランチボックスの周りにお菓子を敷き詰めて、それをラップでくるんであります。この地区の先生方と保護者の方々が少しずつお金を出し合い準備していただいたとのことです。こんなにたくさん、とてもいただけないと言ったのですが、これがポンペイの風習だとのことなので、ありがたく頂戴し、家族3人のお昼ご飯にさせていただきました。

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