JICA海外協力隊の世界日記

ボルネオきのこ屋日誌

オランアスリの村とハナカマキリ

最近同期の隊員が帰っていった、マレーシアに来て2年がたったのだ。私は延長したのでまだ帰らない。過ぎてみると時間がたつのは早く、見送りながら複雑な気持ちになった。クアラルンプールの空港でかれらを見送ったあと、せっかく半島まで来たので少し旅行にでた。まず目指したのがペラ州タパ。この町を起点にして、オランアスリ(先住民の意味)の住むジャングルへ行くのだ。7年前、卒業旅行で立ち寄った村。記憶を頼りに村へ着く。以前はジャングルだった場所に発電所?のようなものができていたが、それ以外はあまり変わっていないように見えた。ただ、やはり時は流れていて、以前の村長さんが、年老いて引退していた。そして自分はもう学生ではなく、マレー語で村人と話していた、英語で話していたあの頃より、ずっと自然で密な内容を。

この場所はけっこう有名な虫のポイントで、きれいなチョウがたくさん見れる。そして、他にも珍しい虫がいろいろいる。今回の写真はハナカマキリ。白い体、ピンクの目、そして幅広でいかにも花びらのような脚。とても美しい。そしてこの虫は、歩くときパントマイムのような非常におかしな動きをする。これもきっと意味があるのだろう。

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