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三丸 俊大
(東京都)

タイプ/職種
青年海外協力隊
サッカー
派遣国
アジア
ネパール カトマンズ
一言メッセージ
ネパールサッカー協会に所属し、代表選手への指導や地方での指導者講習会を主に行っています。

 

「ANFA D License Coaching Course 前編:基本情報・開催理由」

2019.03.13

スポーツ 人 活動

みなさま。ナマステー!!

これから3回にわたって、私が行なっているサッカー指導者講習会について書いていこうと思います。

その前に...今回は、基本情報開催理由をまとめました。

ネパールでサッカーは人気なの?ネパールの問題って何?なぜ指導者講習会を行っているの?などなど、ここに書こうと思います。

1、基本情報について。

 ネパールにおいてサッカーは、国民スポーツの代表格として、老若男女問わず、多くの方がサッカーを好んでプレーしています。サッカー以外には、バトミントンやクリケット、カバディと言ったスポーツも人気があります。ネパールの子どもたちは、学校の休み時間や放課後の時間に空き地等を利用しこれらのスポーツを楽しんでいるところをよく見かけます。

 

一方で、サッカーに関して言えば、ネパールには問題点があります。

それは、

自国の指導者育成制度がない

ということです。

 ネパールは、自国での指導者育成制度がないため、コーチの育成をアジアサッカー協会(以下、AFC)に頼る他ありません(これに関しては、南アジア各国同じ状況です)。このAFCの指導者育成講習会は、アジア各国で行われています。しかし、ネパールでの開催回数は少ないことから、ネパール国内のトップレベルのコーチに限らず、全体のコーチ育成が遅れています。さらに、ネパールでは、AFC C Licenseの合格率が低く、コーチがあまり増えていません(C Licenseは、サッカー指導者の第一歩のライセンス)。

 

 何でもそうですが、しっかりと教えられる人がいると、スポーツでも勉強でもぐんぐん成長していきますよね。ここでは、ライセンスを保持し、しっかりと教えられるコーチがまだ多くありません。

 今後コーチを増やすためにも、ネパール国内で国内講習会を実施し、講習会の成績上位者から、数少ないAFCの講習会に参加させることが必要だと考えています。そうすることで、合格者が増加し、結果としてしっかりと指導ができるコーチが増えることにつながります(もちろん試験で受かったからといって、指導ができる指導者ではないですが)。

 特に地方には、ライセンスを持った指導者はほとんどいません。地方に行くと、コーチたちは、「講習会なんて人生で初めてだ。初めて聞いたことばかりだ。この練習は何だ?もっともっとサッカーについて学びたい」と言います。このような状況を変えていく必要があります。

2、開催理由について。

世界と戦いたい!!

ネパールサッカー全体のレベルの底上げをしたい!!!

コーチを育てる必要がある。

学ぶ機会を与えたい

(地方のコーチは参加できる機会がない。合格率も悪い。)

ネパールでも「独自の指導者講習会」を開催しよう!!

ということです。

 コーチは、何もしなければ育ちません

 ネパールのサッカーの発展・底上げのためには、トップレベルのコーチも育てながら、地方にいる学ぶ機会のないコーチたちも育てる必要があります。

 つまり、世界と戦っていくため、さらにサッカーを発展させるためには、コーチの育成が重要であるということです。だから、自国でのコーチ育成・AFCライセンス講習会参加者選抜のために、講習会を開催することになったわけです。

 最後に、これまで、基本知識と開催理由について記述してきました。上記の内容もすごく大切です。

 しかし、一方で、私たちコーチは、現状に満足してはいけません。コーチだけではなく、個人として、「学んでいく・学び続けていく姿勢」というのが、最も重要なことだと考えています。

 サッカーの元フランス代表監督のロジェ・ルメールは、「学ぶことをやめたら、教えることをやめなければならない」と、過去に言っています。私もそうですが、選手に対して「教える」という立場は、非常に責任があることだと思います。

 私も、常に学び続け、それを選手のため、コーチのため、そして、地域、国のために何ができるのか。そういうことを考えながら残りの期間、活動していきたいと思いますし、そうしなければならないと思います。

今日の最後に、飛行機から見るヒマラヤです。

奇跡的に撮れたこの写真。

私の住んでいるところが大きな山に囲まれていることを実感します。

次回は、「ANFA D License Coaching course 中編:私の活動内容」についてです。