JICA海外協力隊の世界日記

届け!ベナンだより☆

図工指導書キャラバン!part 1

長期休み中に始まった図工の指導書作成。

先日やっと完成した冊子が手元に届きました!

しっかりした製本で、中身はオールカラーの素敵な仕上がりに。

こうやって実際に形になるとやっぱり嬉しいですね。

配属先や学校の先生に見せると、すごくいい反応をしてくれました。

この指導書を多くの学校に配布するのですが、ただ配布するだけじゃなく、この機会にもっと多くの先生に広めようという目的で、今月11月は研修キャラバンを行っています。

今回は4つの任地で研修会を開くのですが、先週1週間で北部のパラクーと中部のバンテ、2カ所での研修会が無事終わりました。

先輩隊員の提案で始まった指導書作成と研修キャラバン。

指導書はなんとなく仕上がりがイメージできたものの(でも思ってた以上の満足いく仕上がりになりました◎)、正直なところ研修キャラバンは話し合いや計画している段階でも、

いまいちイメージができませんでした。

どんな感じになるのか、ちゃんと先生は来てくれるのか、本当に自分たちが思っている研修ができるのか…。やると決めてみんなで動いているからにはやるしかないのですが、楽しみだなと思える余裕な気持ちはほとんどなく、不安や心配な部分がたくさんありました。

そんな研修キャラバンでしたが…

ズバリ! すっごくよかったです!

1カ所めの先輩隊員の任地、パラクーは2日間開催。

配属先の管轄全ての公立小学校の先生を招いた結果、連日約300人、2日間でなんと約600人もの先生が参加してくれました。

教室で人数にばらつきがあり、とある教室ではなんと80人もの先生が。

最も大規模だったので、材料の事前準備、前日の教室整備や掲示物準備、授業担当や配属先職員と隊員との連携、しかも最初の研修ということで、どれをとっても大変だったはず。

私が1番すごいな~と思ったのは、それを実際やってみせた先輩隊員の姿です。

時間通りに来ないベナン人…多少そんな場面は見られましたが、前日打ち合わせも当日も私たちの心配よりスムーズに進みました。日頃から精力的に活動している先輩隊員だからこそ、周囲のベナン人との信頼関係が築けていて、それがあったからこそ有意義な研修会になったんだと思います。頼もしい先輩隊員の姿はとっても素敵でカッコよかったです。

やるまでは不安でも、実際にやってみること。

やると決めたらそのためにがんばれること。

それなりに形になるんだということ。

自分たちができること、やりたいことを作りだすこと。

そうゆうことが大事なんだな、と思いました。

今回紹介したのは、風車、タピオカのり、切り紙で飾りつける服、

段ボールで作る時計、色チョークと水と小麦粉で作る絵の具。

図工指導がまだまだなベナンでは、いくら大人の先生でもどれも初めて取り組むもの。

初めての折り方や作り方に時々苦戦しながらも、一生懸命集中して手先を動かす先生たちの姿は楽しそうでした♪

褒める声かけで隊員が使っていた日本語の「いいね!」はどの教室でも大流行りでした!

2カ所めのバンテは約100人の先生方が参加。

パラクーでの改善点を生かし、時間変更や隊員の動き、予定になかったけど好評だった風車紹介の時間を設けました。回数を重ねるにつれて私たち隊員にも手ごたえや一緒に楽しむ余裕ができてきました。

そんな感じで前半戦の研修キャラバンは大成功でした!

今週は中休みで、来週は私の任地で1日、フィナーレを飾る先輩隊員の任地では3日間開催する後半戦が控えています。

前半同様、有意義で楽しい研修になる予感がしています♪

…最後に。

今回せっかくだから服をそろえようってことになり、探して悩んで見つけたのがこれ!

赤と白。紅白!そう、日本カラ―の布があったんです。

教育隊員全員おそろいの公式ユニフォームです(笑)。

最初は着るのがちょっと恥ずかしかったんですが、キャラバンが楽しくなるにつれてどんどん愛着が湧いてきて、今ではお気に入りになりました。

スーツと一緒で着ると気持ちが引き締まって気合いが入るし、おそろいだから一体感が出てチームみんなでがんばろうって思えます。

これ着て来週1週間もがんばります!

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