JICA海外協力隊の世界日記

ヒマラヤの日本語教師あいじ

書道講習会をしました

ナマステ~。
北インド、デラドゥンのドゥーン大学に日本語教育のため
JICAボランティアとして派遣されている武藤愛です。

先日、日本語学科2年生の希望者を対象に、
書道講習会を行いました。

ドゥーン大学には、
企業からの寄付で15セットの書道セットがありますが、
今回は希望者が15人以上だったので、
希望者を2つのグループに分け、
1時間の講習会を2回行いました。

今まで私が行ってきた書道講習会は、
「とめ」「はね」「はらい」などの基本を
しっかりと教えた上で、文字の練習をするというものでしたが、
今回は少し講習会のやり方を変えてみました。

基礎をしっかり学ぶことは大切ですが、
外国では、書道を継続して学ぶことは非常に難しく、
今回の書道も、学生にとっては「書」というより、
「経験」としての位置づけが大きくなるため、
「文字を書く」ということに重点を置きました。


最初の25分程度で
道具の名前・椅子の座り方・筆の持ち方、基本的な筆法を教え、
その後は、ゆっくりと文字を練習する時間にしました。

自由に文字を書いてもいいと言ったのですが、
書道が初めてということもあったのか、
お手本を見て書きたいという学生が多かったです。

お手本の中で人気だった文字は、
「愛」「友」「金」ですが、
「平成」や「書法」、「書道」など書いている学生もいました。

書道が終ってからは、
片付けを積極的に手伝ってくれる学生も多かったです。

学生からは、
(書道は)初めてでとても難しかったが、とても良い経験になった

また練習したい

などという感想も聞かれ、私自身もとても嬉しかったです。

残りの任期は半年弱と短いですが、時間を見つけて、
学生が書道を体験する機会を設けたいと思います。

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