JICA海外協力隊の世界日記

ヒマラヤの日本語教師あいじ

学生と社会見学に行ってきました

ナマスカ~ル!
前回の投稿からだいぶ時間があいてしまいましたが、
みなさま、お元気でしょうか。

こちらは日中はまだ少し暑いですが、朝晩は肌寒くなり、
少し秋らしくなってきました。

先日、学生と一緒に社会見学ツアーに行ってきましたので、
今日はそのことについて書こうと思います。

社会見学ツアーの目的は、
・卒業後、日本語をどのように活かすことができるか
・日本人と働く際に気を付けなければならないことは何か
・職場で(日本人が)インド人に求めていることは何か
などを知り、学生の学習意欲の増大を図り、またひいては就職に役立てることができれば、ということでした。私自身もこれからの指導の参考と刺激を得られればとも思っていました。

訪問先は日本語を教えている学校(小学校~高校)と、
日印の合弁会社でした。

こちらは訪問先学校での一枚。
Bluebells School International Schoolという、私とは別のJICAボランティアが派遣されているデリーの学校にお邪魔し、
(1枚目の集合写真もこちらの学校のものです)
インド人日本語教師(上記ボランティアのカウンターパート)の方にお話を伺いました。

学生は
・日本語はどうやったら上手になるのか
・日本語を教えていて大変なことは何か
・日本語はどうやって勉強したのか
・(副業として翻訳をしているとのことだが、)翻訳の仕事はどうやって見つけるのか
・契約で働くことのメリットとデメリット
・日本語を活かして働くには、何が必要なのか
など、メモを取りながら、積極的に色々と質問していました。

学校訪問に続いては、企業訪問。
企業の方(インド人・日本人)から色々とお話を伺い、
インド人と日本人の仕事のスタイルの違い等を分かりやすく説明してもらいました。

そして、質疑応答では、
・今後の自動車産業はどうなるのか
・インド人が日本人と働く上で大変なことは何か
・日系企業で働くのに、インド人が気を付けるべきことは何か
・日本人がインド人と働くメリットは何か
・日本人がインドで働いていて大変なこと何か
など、積極的に質問をしていました。

今回の社会見学ツアーは、
私の配属先ドゥーン大学で2013年に日本語教育が始まって以来はじめての試みでした。

学生からは、
・日系企業で働くにはチームワークが大切だと分かった
・日本語が上手になれば、就職口がたくさんあるが、中途半端な日本語では使えないため、もっと頑張ろうと思った
・就職するにはJLPT(日本語能力試験)が大切だと分かり、積極的にチャレンジしたい
・新しい日本語学習方法が分かってよかった
といったフィードバックがありました。

訪問の受け入れをお願いするところから、
移動手段の確保など、色々と大変なこともありましたが、
学生の日本語学習と就職につながっていく研修になったのではないかと思います。

今後もこのような研修を実施できたらいいなと思います。


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