JICA海外協力隊の世界日記

Hiro! Di ブルクンバ

いろんな夢を描こう

アッサラームアライクム!こんにちは!

任地で過ごす期間が残り少なくなり、毎日がバタバタと急ぎ足で過ぎていくように感じています。

先日「インスピレーション教室」というイベントに参加したので、その時のことを書こうと思います。

「インスピレーション教室」は、ブルクンバの中心部から少し離れた場所にある学校にインドネシアで働く高校の先生や会社員の方がボランティアとして集い、1年に1度開催するものです。ボランティアは子ども達とアクティビティなど通して触れ合いながら、それぞれの仕事紹介をします。各校、1チーム約15名のボランティアでチームを組み訪問します。今年は副県知事も別チームでしたが参加しました。

私たちのチームが訪問した学校は、生徒数45人という小さな学校。この学校の教室の数は、職員室を除いて3部屋。普段は1つの教室を壁で仕切り、2学年で使用しているそうです。また多くの子ども達が農家育ちです

インドネシアの子ども達の多くは、「将来の夢は?」と尋ねた時に、先生や警察、軍隊、お医者さんといった、いわゆる典型的な将来の夢を答える子どもが多いです。そこでこのイベントは、より多くの職業の方と触れ合う機会を通じて、子ども達が様々な夢を描くことができるようにすることを目的としています。イベント自体は今年で5回目です。

私は今年で2回目の参加となりました。日本の浴衣を着て、日本についての紹介や、環境教育の活動の一部を紹介するなどしました。写真はゴミを減らすために、モノを大切にしよう、という内容の紙芝居の読み聞かせをしているところ。子ども達に日本や世界に少しでも関心を持ってもらえればと思いました。

日本の小学校のように社会科見学で施設訪問をしたり、修学旅行で他県に行くことなどは任地の学校ではありません。こうした学校外部からのイベントや、協力隊の活動のように日本人が現地の学校で授業をすることなどは、地域や固定概念などの枠を超えて、物事を考えるきっかけとして貴重なものなのかもしれない、と改めて感じました。

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