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中野 祐貴
(大阪府)

タイプ/職種
青年海外協力隊
ラグビー
派遣国
アフリカ
マダガスカル共和国 アナラマンガ県アンタナナリヴ市
一言メッセージ
マダガスカルでラグビー普及しています。 生年月日:1990/07/17 ラグビー歴:15年 ポジション:プロップ 2年間頑張ります!

 

マダガスカル女性代表

2019.02.12

ラグビー 活動

Bonjour!

現在、マダガスカルでの主たる活動は女性選手への指導です。

オリンピック種目に7人制ラグビーがあります

そのため当然のごとくラグビー連盟の目標としては、東京オリンピック出場です。

光栄なことに女性代表チームを指導する機会を与えて頂きました。

現在まで資金等の問題もあり、年間通じて代表の活動はありませんでした。

1月中旬から代表チームが始動するということで、目標を明確にすることで彼女達のモチベーション向上を図りたいと思い、簡単なプレゼンテーションを行いました。

細かなニュアンスを伝えるために日本語でしたいと思いましたが、もちろんそうはいかずフランス語で行いました。。。

彼女達の中にはフランス語が十分でない人がいるため、同僚にフランス語からマダガスカル語の通訳をお願いしました。

※ほとんどの隊員は日常語であるマダガスカル語が上手なため、プレゼン等はマダガスカル語で行うと思います。

内容としては

1.言い訳をしない

2.練習内容

3.チームスローガンの発表

以上を彼女達に伝えました。

1.

今までの彼女達は練習に遅れたり、お腹が空いた状態で練習をしたりしていました。

マダガスカルで生活してみて、渋滞のため時間が読めなかったり、食事に対して金銭的に悩む理由もなんとなく感じました。

私自身、日本でラグビーに対して取り組んでいた価値観と異なる場面も多くあります。

それらいくつかの違いには自分自身に原因があるのでなく、環境に原因があることも理解できます。

なので、問い詰めはしないけど、言い訳はしないように彼女達に伝えました。

2.

練習は、昨年は週3回でした。

しかし、個人技術、ウエイトトレーニングを全くしていなかったため、代表レベルとは言えない技術やフィジカルの選手ばかりでした。

今年は週4回の時間を貰い、個人技術とチーム力を鍛えたいと考えています。

さらに目標達成の為には厳しい練習が必要であることを伝えました。

3.

スローガンは「BEAT」です。

女性7人制ラグビーのアフリカチャンピオンはケニアです。

東京オリンピックアフリカ予選でケニアに勝てなければ、オリンピックへ出場は出来ません。

選手たちに勝つことを意識して練習に取り組んでほしいと考え、個人的に勝手にチームスローガンを決めました。

日本ではスポーツのみならず、会社でも年度毎の目標やスローガンがあると思いますが、マダガスカル代表チームにはありませんでした。

なので、チームを1つにするため、目標を明確化するため、彼女達の支えになるようにと考えスローガンを決めました。

最後に。

私自身、伝えようか悩んだ言葉がありました。

「今、厳しい練習をする覚悟ができない人は、この場から帰って良い」です。

結論から言うと、同僚に伝えて良いか確認すると、即答で問題ないとのことだったので伝えました。

というのも、マダガスカルのラグビー環境はグランドが凸凹であったり、冬でもシャワーは水であったりという状況です。

そんな環境でラグビーをする彼女達からラグビーが好きということは伝わってきますし、彼女達を尊敬します。

一方で、もしかするとオリンピック出場というただの目標のために、厳しい練習が原因で彼女達がラグビーから離れていったりするかなと個人的に感じています。

1年間活動してきて、連盟の目標と彼女達のラグビーへの取り組み姿勢には温度差を感じます。

なんとか代表チームがバラバラにならないように考えたいと思います。

オリンピックアフリカ予選は10月に開催予定です。

ちなみにマダガスカルの代表選考について。

正直、驚きました。

日本であれば、どのカテゴリーの選考も基本的に予め、普段の試合から選考し、基準に達している選手のみ召集すると思います。

マダガスカルでは事前選考はなく希望者を募って、希望者の中から選考するようです。

誰にでも代表への挑戦権があるのは良いと感じる反面、有能な選手が代表へ興味なければレベルの高い代表チームを組織することは難しいと感じました。