子連れジャマイカ滞在日記

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フィネルップ 尚子
富山県

タイプ/職種
シニア海外ボランティア
日本語教育
派遣国
中南米
ジャマイカ キングストン市
一言メッセージ
9歳の娘を連れてジャマイカに赴任し、大学で日本語を教えています。人手もお金も足りない大学で、安く効率的に日本語を学ぶ方法を模索しています。

 

中米カリブスピーチ大会

2018.12.15

活動

 先日、ドミニカ共和国(以下、ドミニカ)の首都、サント・ドミンゴで開催された中米カリブスピーチ大会に、ジャマイカ代表のエイドリアンさんが出場しました。大学の中間試験の合間をくぐり抜けて。生まれて初めての一人旅、それも海外旅行!生まれて初めて飛行機に乗り、英語の通じないスペイン語圏ドミニカで、初めてづくしのスピーチ大会を乗り切って帰ってきたエイドリアンさんは、満面の笑みで、「これ以上日本や日本語を好きになれないほど大好きだったけど、もっと好きになった」と言うではありませんか。緊張して大失敗したスピーチでも、みんなに温かく見守ってもらえた上、どうやらこの上なく手厚くもてなされたようです。

 ドミニカで驚き、そして心地よかったのは、街が静かなことだとか。左の写真はドミニカの首都、サント・ドミンゴの旧市街の中心にある、コロンブス公園。この辺一帯は、新大陸で最も古いエリアで、ユネスコの世界遺産となっている、歴史的な街並みが残っています。新大陸を指さすコロンブスの周りで市民や観光客が憩いでいますが、どこからも爆音のレゲエは聞こえてきませんし、絶叫している人もいません。右の写真はジャマイカのコロンブス公園。コロンブスがジャマイカで最初に上陸したと言われる海辺の小さな町にあります。コロンブスの遺骨が眠るドミニカとは大きく異なり、結局イギリスの植民地となったジャマイカでは、コロンブスは英雄ではありません。ここで憩う市民や観光客は少なく、ドライブの途中の休憩地点として訪れる人がぽつぽつ見られる程度です。どこからともなくミュージシャンがやって来て、自作の曲(もちろんレゲエ)を披露してくれます。

 サント・ドミンゴでは、高級日本料理店、サムライ(左の写真)でごちそうになってきたそうです。背景に見える庭と調和した鳥居といい、装飾が施された料理といい、サント・ドミンゴ市民の空間に対する高い美意識が感じられます。右はキングストンで人気の日本料理店、そら。サント・ドミンゴの洗練とは対照的な、屋上階の開放的なテラス席で、夜景とおいしい食事が手ごろな値段で楽しめるカジュアルなレストラン。開店3年目にしてキングストン市民の胃袋をがっちり掴んでいます。エイドリアンさんの土産話をもとに、二つのコロンブス公園や二軒の日本料理店の比較から、ドミニカとジャマイカの違いを想像してみました。両国の首都、サント・ドミンゴとキングストンは、飛行機で2時間弱の距離ですが、違いは大きいようです。