子連れジャマイカ滞在日記

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フィネルップ 尚子
富山県

タイプ/職種
シニア海外ボランティア
日本語教育
派遣国
中南米
ジャマイカ キングストン市
一言メッセージ
9歳の娘を連れてジャマイカに赴任し、大学で日本語を教えています。人手もお金も足りない大学で、安く効率的に日本語を学ぶ方法を模索しています。

 

最後の夏休み

2019.07.16

活動 生活

 ジャマイカ最後の夏休みは、娘の希望で乗馬サマーキャンプ。午前中は馬に乗り、駈足(かけあし)の練習。スピード狂の娘はアドレナリン大放出。いつ落馬するかと怖くて、生きた心地がしない私を尻目に、駈足を終えて、同じくスピード狂の乗馬仲間ビアンカちゃんとのんきに歓談(写真)。この後、昼食。昼食はキャンプ代に含まれているので、子どもたちは自由に好きなものを注文できるのですが、メニューにはジャンクしかありませんから、毎日、チキンナゲットとフライドポテトに砂糖入り炭酸飲料と、ジャンクのみ。昼食後はプールで遊んでから、馬のシャンプーをしたり、みんなで記念のビーズのブレスレットを作ったりして、解散。引っ越し前にどんどんこういった小物が増えて、部屋に散らばっていくのですが、このキャンプの目的は、馬の気持ちを理解することなので、これでいいでしょう。親の気持ちも理解してもらいたいところですが、子持てば親心。気長に待ちましょう。

 大学では期末試験が終わり、夏休みに入っていますが、サマープログラムもやっています。写真は、日本語のサマープログラムの口述試験の待ち時間に一緒に勉強する学生たち。今年のサマープログラム修了生は、この4人だったのですが、これくらい小さなクラスになると、みんな仲良くなって、一緒に勉強してくれて、レベルが高くなります。この日、この写真の4人は全員Aを取ってくれました。成績がすべてだとは言いませんが、いい成績をとってくれると励みになります。それだけでなく、この試験の数日後に開催されたスピーチ大会では、写真左から二人目のカーギルさんは「私を変えた言葉:最後までやり遂げよう」で努力賞を受賞し、一番左のイアン・ポールさんは「こちらへどうぞ」と会場の案内係を、一番右のクリスティーナさんは会場入口で「お名前をお願いします」と受付係を務め、日ごろの勉強の成果を披露してくれました。

 こちらは先日、ボランティア仲間の送別会を大いに盛り上げた寿司と刺身。水産専門の菅原さんが開拓した流通ルートに乗って、活〆された魚が日本食レストラン「そら」に卸され、朝さばかれてきました。近海もののマグロ、スズキ、ハタに加えて、サービスで提供されたサーモンやエビも並んでいます。ジャマイカでこんなに本格的な寿司や刺身がいただけるとは!!!菅原さんとは同じ建物に住んでいたので、この建物の住人で集まって日を改めて別の送別会をしたのですが、そのときはブルーマウンテンのドクターバードが飛び交うレストランで、ジャマイカ料理をいただきました。この送別会では、ラム酒も手伝って、霊体験、激しく起こる既視感(初めての経験なのに、以前経験したような強い懐かしさを感じること)、パリの野良犬だった前世、立て続けに二度詐欺にあった話などで盛り上がり、「事実は小説よりも奇なり」が証明されました。夏はまだ始まったばかりですが、ジャマイカ最後の夏だけあって、それぞれの出会いと別れが深く心に残ります。その中でも、菅原さんのご帰国は、残された私たちの心にぽっかりと穴を開けました。