子連れジャマイカ滞在日記

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フィネルップ 尚子
(富山県)

タイプ/職種
シニア海外ボランティア
日本語教育
派遣国
中南米
ジャマイカ キングストン市
一言メッセージ
9歳の娘を連れてジャマイカに赴任し、大学で日本語を教えています。人手もお金も足りない大学で、安く効率的に日本語を学ぶ方法を模索しています。

 

ジャマイカのクリスマス

2018.12.27

文化

 これは、先日娘の学校で行われた、ユダヤ教のハヌカのお祭りです。ハヌカは光の祭日と呼ばれる祭日で、毎年日にちが異なるのですが、大体12月にあります。8日間にわたり、8本のロウソクを毎日一本ずつ灯していきながら、プレゼントを交換し合います。娘の学校はユダヤ人学校ではないのですが、ユダヤ人コミュニティが創立したため、ユダヤ教の祭日を祝います。でもジャマイカは、1マイルあたりの教会の数が世界一多いと言われるキリスト教徒の国です。かつて宗教の自由を求めてジャマイカに来たユダヤ教徒の子孫の多くはキリスト教徒となり、今やジャマイカのユダヤ教徒は200人ほどだとか。娘の学校は学生数750人の大規模校となり、ここに通うユダヤ教徒は少数派となりました。それでもユダヤ教の伝統を尊重して、12月には、みんなで写真のミュージカルのように、歌と踊りでハヌカを祝います。

 キングストンにあるホープ動物園は、クリスマスイブの前日の日曜日に、普段の半額以下で入場できたため、家族客で賑わいました。小さな動物園ですが、放し飼いのクジャクがいたり、動物ふれあいコーナーでウサギやヤギなどと触れ合えたり遊べたり数年前に亡くなったライオンのレオ君の頭蓋骨を撫でられたりと、子供を楽しませる工夫が施されていて、子どもたちに人気です。この日は、間近でクジャクの求愛ダンスを観察してきました。オスは一生懸命踊っていましたが、メスにあまり相手にされていませんでした。ジャマイカでは歌も必要なのでしょうか。

 こちらは大学の中庭で行われたクリスマスパーティーです。この日はみんなで「クリスマスの12日」の替え歌を大合唱しました。「クリスマスの12日」は、イギリスに古くから伝わるクリスマスの歌。クリスマスまでの12日間にもらったプレゼントについての歌なのですが、鶏や鳩など、今どき贈らないものばかりが延々と続くので、歌っていてもあまりうれしくありません。そこで司会が、「クリスマスに何が欲しい?」と会場に聞くと、まず、「クリスマス・クルーズ」と声が上がりました。その後も次々に手が挙がり、歌いながら、・・・「9つの大講義室」「8人の大臣」「7つのプライベートアイランド」「6機の自家用ジェット」・・・「クリスマス・クルーズ」と、教職員の仕事に対する情熱や政府への不満、カリブ海ならではのレジャー感覚を盛り込んだ歌が出来上がりました。この後は、プロ顔負けのお子様アフリカンドラムグループの演奏に合わせてみなで踊ったり、教職員ダンスチームによるディンドンのショルダーフリングをはじめとするダンスメドレーのステージに次々に飛び入り参加したりと、やはり一貫して歌と踊りが繰り広げられました。