子連れジャマイカ滞在日記

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フィネルップ 尚子
富山県

タイプ/職種
シニア海外ボランティア
日本語教育
派遣国
中南米
ジャマイカ キングストン市
一言メッセージ
9歳の娘を連れてジャマイカに赴任し、大学で日本語を教えています。人手もお金も足りない大学で、安く効率的に日本語を学ぶ方法を模索しています。

 

キャンパスの歴史遺産

2019.05.16

文化 生活

 大学には、様々な歴史的建造物があります。写真は、正門のそばに残る水道橋。1758年に建設され、かつてこの辺一帯にあったサトウキビ農園に水を送っていたそうです。娘のお迎えの後、授業がある日はそのまま娘を大学に連れて来ているのですが、娘はキャンパスを探検して、様々な居心地のいいスポットを見つけてくれました。お気に入りの場所で、運動会の100メートル走でもらったメダルを胸に得意げに微笑む娘。

 上記の水道橋のそばに建つ大学の礼拝堂。この礼拝堂の前身は、18世紀にキングストンから約200キロ離れた山奥に建てられた、ライムストーンの石造りの砂糖工場でした。砂糖工場が使われなくなった後、これを解体して、一つ一つの石に番号をつけてここまで運び、一つ一つを番号通りに積み上げて、礼拝堂として再築したそうです。1948年の大学創立後、最初に建てられた公教会(Anglican Church、イギリス国教会の系統に属する)がハリケーンで破壊された後、1959年に寄贈されました。ここでは礼拝が行われる他、結婚式やコンサートもよく行われています。

 これは何年か前に大学の英文科で行われた、ボブ・マーリーの末息子、デミアン(ジュニア・ゴング)マーリーの公開講演会の様子です(写真は大学がユーチューブで公開している講演会のビデオのスクリーンショット)。英文科には、レゲエの詩を研究対象としたコースもあり、レゲエ分野の最年少グラミー賞受賞者、デミアン・マーリーの歌詞を研究する学生も多いそうです。この日、デミアン・マーリーは、「才能」について話しました。才能があるからとあぐらをかいていてはいけない、常に努力を続けることが大切だ、そして技よりも思想や心が肝心だという内容でした。ボブ・マーリーの生き方そのものですね。デミアン・マーリーは、去年のジャマイカ独立記念のイベント、グランドガラでボブ・マーリーの代表曲「One Love」を歌いトリを務めるなど、音楽を通してボブ・マーリーのレジェンドに命を吹き込み続けていますが、大学では毎年ボブ・マーリーの誕生月の2月にボブ・マーリー講演会を行うなど、学術研究を通してレゲエのレジェンドに命を吹き込んでいます。