JICA海外協力隊の世界日記

みんなあのねのセネガル便り

みんなあのね、「葉っぱと遊ぼう」

アフリカにも季節の流れはしっかりとあって、

今、任地サンルイは葉が散る季節となった。

それなら、自然に親しみながら制作活動を!ということで、

落ち葉遊びをしてみた。

事前に、大人のホビークラブで試してみることに。

先生方は、どんな風に落ち葉を使って制作していくのか、

わくわくしながら進めていった。

先生方は、さすが!と拍手を送りたくなるくらい案が出てきて、

落ち葉は無料だし、いくらでも拾って来ることができるのだからと

いろいろパターンを変えて作ってみた。

完成した作品のうちの一つが、1枚目の写真だ。

落ち葉を小鳥に見立てたあと、

ボンドを塗りその上に砂をまぶすようにした。

かわいい!

さて、子どもたちと一緒に楽しみましょう!

葉っぱに穴をあけてお面を作ってみた。

こちらは年長クラス担任のトントンパテ先生考案だ。

耳にかけられるように糸を通そうと考えていたのだが、

子どもにとって、落ち葉に小さな穴をあけることは難しく、

びりびりと大きな穴になってしまうことが。

トントンパテは「走ったらその勢いで葉っぱが落ちない!」 と言い始め、

お面をつけての徒競走を始めた。

子どもたちは、「走ると落ちない」ということが

それはそれは面白かったらしく、

葉っぱのお手製のお面をして走る走る。

葉っぱのお面をした子どもたちが笑い声をあげながら走る光景は、

なかなかシュールでもあったが、お面作りは大成功だ。

ホビークラブの先生方の作品がとても素敵だったから、

ぜひ子どもたちともやってほしいと先生方にお願いした。

先生方も快諾してくれ、やってみることに。

見立て遊びは、お手本をつくってしまうと、

なかなかほかのものを想像しにくい。

セネガルの図工の時間は、お手本があり、

それを再現していくことが多い。

工作も、絵も、なにをするにもお手本がある。

たしかに、お手本を忠実に再現していくこともひとつの学びだが、

自由に想像したことを表現していくことも大事な学びとなる。

そこで、今回は、お手本はあえて用意せずに始めてみた。

「ようこそサンルイへ!」のポスターつくりで、

指を小人に見立てたり、手のひらを鳥と見立てたり、

子どもたちは、見立て遊びの経験はあるので、

「葉っぱが何に見える?」という言葉掛けで制作をスタート。

子どもたちの真剣な顔つきも、悩む表情からも

子どもたちの成長を感じる今日この頃。

さて、 今日まで、子どもたちが一生懸命取り組んだ作品がたくさん。

サンルイARTEXPOに出展が決まったので、お知らせします。

一部の一部だが、飾らせてもらう。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

【サンルイARTEXPO】

場所:サンルイ Village Artisanal

日時:5月11日~16日 9時~19時

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