JICA海外協力隊の世界日記

みんなあのねのセネガル便り

みんなあのね、「卒園おめでとう!」

617日、子どもたちは最終登園日を迎えた。

セネガルの幼稚園では、

園によっては太鼓をたたきながら踊ったり、歌ったり、

お祭りのように楽しい時間を過ごすところもあるが、

日本のような「卒園式」はない。

それでも、保護者の方に子どもたちには正装をお願いした。

先生方と最後の日に向けて、少しずつ準備をしたことがある。

一つ目は、折り紙でのメダル作り。

二つ目は、絵本「にじ」で先生方から卒園児へエールを送るページ

である。

エールは、最後の絵本の読み聞かせのときに伝えられた。

もちろん、最後の絵本は、子どもたちと作った「にじ」。

先生方からのエールは、

「雨が降るから、虹がかかるんだよ。

 嫌なことがあったら空を見上げよう、みんな同じ空が見えるよ。

 嫌なことがあったらにじを歌おう、みんな同じ空の下にいるよ。」

というものだった。

子どもたちの心にきっと届いただろう。

絵本を見る子どもたちの目は、真剣な眼差しであった。

さようならの時間が近づき、

先生方から卒園児ひとりひとりにメダルが首にかけられた。

メダルの裏には、子どもたちが描いた絵が貼られている。

そして、最後の挨拶。

「また会える日まで!」「どうもありがとう!」

<シテニャフ幼稚園での活動記録>

情操教育モデル校に指定。新学期の始まる10月から日本のアクティビティや手法を取り入れながら図工の時間の補助を開始。観光地を有する地域特性を生かした「ようこそサンルイへ!のポスター、「ボクたち広告屋さん」として地域の商店のポスターなど、5回にわたり企画・制作し、園児の生活圏内に掲示。

12月より、「大人のホビークラブ」として情操教育に関する学習会を開催。玩具作り、楽器作り、室内装飾作りなどを取り上げる。不定期に開催。

1月より、音楽の時間の補助も開始。リズム遊びを取り入れ、リトミックの紹介。

5月に同任地のコミュニティ開発隊員と同任地にある職人村にてARTEXPOを企画・実施。園児の作品を出展。

卒園にあわせ、絵本「にじ」を制作。来年度の大人のホビークラブでの教材に使用予定。

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