2016/02/04 Thu
活動
みんなあのね、「キュキュ キュッキュッキュ♪」
わたしゃ音楽家 セネガルのジビ~♪
じょうずに ヴァイオリン ひいてみましょう
キュキュ キュッキュッキュ
キュキュ キュッキュッキュ
キュキュ キュッキュッキュ
キュキュ キュッキュッキュ
いかがです♪
私は「山の音楽家」ならぬ、セネガルの音楽家―――。
というわけではないのだが、
子どもたちと音楽を楽しむために、
「大人のホビークラブ」を始めてみた。
おとなの男が、子どもたちのために頑張ります。
太鼓やマラカスのような楽器は、
廃材等を利用して簡単に作ることができる。
シテニャフの子どもたちも
すでにペットボトルでマラカスを作った。
そこで、今回は弦楽器に挑戦。
しかし、意気揚々と集まった男4人は、
楽器作りの知識は全くないし、
「ノリ」で始めたこのホビークラブ、
第一回目は、「ん~どうしようか」を一人10回くらい言って、
お茶を飲んで終了した。
もう少し下調べをしてから
提案したほうが良かったかもしれないと
少々反省。
そして、週が明けた。
園長先生が、漁師から釣り糸を安く買い取ってきたという。
長さ100メートル。
「そんなに必要?」なんて思ったけれど、
園長先生につっこみはできず。
釣り糸はしっかりしているため、
ピンと張るとなかなかいい音が出る。
園長先生が「それじゃぁ作ろうか」と言うので
第二回ホビークラブを開催した。
園長先生が持ってきた釣り糸を弦に、
空き缶など道端の廃材からそれっぽいものを集め、
作っていく。
「これはすごい」と本当に感心した。
1回目のホビークラブでは、
「ん~どうしようか」としか言えなかった男4人が、
なんと試作品を完成させてしまった。
私は、「こうしたら」「あぁしたら」って
口だけ出して、
先生方が、キリやトンカチなどの工具で作っていく。
子どもたちも
「トントントン」というトンカチの音に誘われて、
大人の男4人の周りにどんどん集まってくる。
子どもたちの反応もなかなか。
「ボクやりたい」と早速演奏したがる子どもたち。
大人たちも自慢げに試作品を見せびらかす。
そして、誰かが口ずさみ始めたと思えば
その場のみんなで大合唱。
試作品の音色は、子どもやおとな、
その場にいた人たちの歌声にかき消されてしまい、
全く耳に届かなかったが、
この試作品は、きっと少しずつ改良されて、
素敵な音色を奏でる弦楽器になるのではないか。
弦を5本にして、
ドからソの音が安定して出るようになったら
申し分ないなぁなんて、考えている。
あちこちに散乱しているゴミから楽器を作り
子どもたちと音楽とともに楽しい時間を過ごす、
すてきだなぁと思う。
子どもたちが作るマラカスも素敵な音色。
こちらはお決まりの布とペットボトルやカップで作った。
もしかしたら、
子どもたちは本当にセネガルの音楽家になるかもしれない。
SHARE