JICA海外協力隊の世界日記

みんなあのねのセネガル便り

みんなあのね、「小さな怪獣たち」

来週に控えたクリスマス。

シテニャフ幼稚園では、

大きな紙にサンタクロースの絵を先生が頑張って描いていた。

そこにやってきた年少さんのムッサ君。

年少クラス担任のトントン・パテ先生といっしょに

絵の具で色を塗る姿は、まさに小さなアーティスト。

2人の後ろ姿が可愛らしく、

こっそりと何度も写真を撮ってしまった私。

サンタクロースが持っている袋にはプレゼントが。

ぬいぐるみとサッカーボールが見えるけれど、

サンタクロースは

子どもたちにどんなプレゼントを届けてくれるのだろう。

子どもたちはサンタクロースの歌を公用語のフランス語で歌っている。

その姿も可愛らしくてたまらない。

さて、今日は子どもたちとお面作り。

段ボールや古布、そして色紙の切れ端を利用しての作品つくり。

色紙は先生方と授業前にいろいろなカタチに切って準備をしておいた。

三角や四角、丸などといった図形シリーズや、

チョウやお花、星などもつくった。

と、簡単に書いたけれど、

先生方と授業準備をする時間が取れるようになってきたということ。

これは大きな進歩である。

場当たり的なクラス運営から計画的なクラス運営への第一歩である。

さて、子どもたちは、自分の好きな布を貼っていき、

それが貼り終えれば好きな色紙を貼っていく。

布はボンドで、色紙はテープでと貼る道具を変えてみた。

古布はくしゃっとしわがあるものが多く、

子どもが一人でボンドを塗ることが難しかったようで、

先生方がフォローに入ってくれた。

トントン・パテは、子どもが貼り終えたら、

一緒にボンドを足したり、ボンドが多すぎるところは拭いたりして

子どもたちの作品つくりをフォローして、

タタ・バーチョ先生は、子どもがボンドを塗りやすいように

最初から布を押さえながらフォローしていた。

完成した作品をつけてお散歩に。

年長クラスと年中クラスに行ったり、

園庭を「がおー」って言いながら走ったり、

子どもたちも楽しんでいる様子。

お面をつけた子どもたちは、小さな怪獣たちで、

言葉が通じなくなっていた。

先生方の声が届くなっていて、嬉しそうにポーズを決めたり、

走り回ったり、ごっこ遊びが始まったりしていて、

お面作りから遊びが展開していった。

写真からも怪獣たちの元気な様子が伝わるだろうか。

もうすぐ2016年も終わる。

私の残りの任期もあと半年となる。

任期の最後は、首都ダカールで活動報告をしたり

表敬訪問があったりと忙しくなる。

任地で活動できるのも残り半年を切っていると考えると、

最近子どもたちの別れがさみしくてたまらない。

まだ半年あるのだけれど、

またとない今日の繰り返し。

毎日の活動を大切にしながら任地で過ごしていこうと思う。

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