みんなあのねのセネガル便り(西村隊員は帰国しました。)

RSS

西村 綾介
(神奈川県)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
青少年活動
派遣国
アフリカ
セネガル サンルイ州サンルイ市
一言メッセージ
ボクでなきゃ!キミでなきゃ!たわむことのできるしなやかな軸をもって、子どもたちの笑顔のために力を合わせて頑張ります。

 

みんなあのね、「セネガル知ってる?」

2017.11.30

その他 帰国後発信

先日、私の勤務先である施設にて、
セネガル紹介をさせていただいた。
施設に来ている子どもたちの中には、
2年半前、私が駒ヶ根訓練所にいるときに手紙をくれた子どもや、
私がセネガルへ旅立つときに見送ってくれた子どももいる。
途中でお手紙や写真を送ってくれた子どももいる。
私にとって、きってもきれない子どもたちである。
いつも応援してくれていた子どもたちに
(私は勝手に力をもらっていた)
セネガルのこと、自分自身がなにをやってきたのか
きちんと伝えたいなぁと思っていたのだが、
気が付けば、コートを着る季節。
10月半ばに開催できて一安心。
セネガル紹介に参加してくれた子どもたちの多くが、
特別支援学級に通う、発達の緩やかな子どもたちだ。
なにかに集中し続けることが苦手な子もいるので、
とんとん拍子に進むように、興味を持ってもらえるように、
準備を進め、当日を迎えた。

セネガルで撮りためた写真や映像をまとめ、
それを子どもたちと話をしながら見ていった。
スタートは、ヒコーキから見たアフリカの大地。
「赤い」「海も見える」など、子どもたちも発言してくれる。
一番多かった感想は、「汚い」
道路を見ても汚い、広い大地の写真を見ても汚い。
渡し船の様子を見ても汚い。
なかには、
「セネガルは、汚いから行きたくない。」
「にしむ、もう行かないほうがいいよ。」
と堂々と言ってくれる子どももいるほど。
…にしむとは、日本で子どもたちに呼ばれるときのあだ名です。
  セネガルは、ジビでした。
「裸足なのはお金がないから?」
「えー、これが学校?」
「なにを食べていたの?」
「何語をしゃべっていたの?」
など、質問がたくさんでて、
写真や映像を見ながらお話しできたことは、うれしかった。
JICA世界日記「みんなあのねのセネガル便り」を
お家の方とみていたという子どももいて、
「フランス語をしゃべるんだよね」
「JICAのお仕事で行っていたんだよね」
と、これまた、うれしい発言も。
集中して話を聞き続けることが少し苦手な子からは、
「にしむはアフリカでアルバイトしてきたの?」ときかれ、
思わず、苦笑い。
キリンがケンカしている映像は、何人か、くいついていたけれど、
ある子は、「前にテレビで見た」と言い、
「僕、もうおしまいでいい。」と言い始めたり、
途中、子どもの興味が外を向き始めたけれど、
結局45分間、セネガルを紹介する空間にいてくれた。
いっしょに過ごせてよかった。

セネガルの大地に根を張るバオバブという木がある。
星の王子様を読んで知っている方もいるだろう。
以前、こちらの記事でも紹介したことがあるのだが、
バオバブの実を利用した紅茶を、
子どもたちと最後に飲んだ。
匂いが苦手な子もいたけれど、
多くの子が飲んでくれた。
「甘酒みたい」
「甘い」
「大人の味がする」
など、
いろいろな感想が飛び交った。
セネガルの民族衣装やサッカーユニフォーム、
お祈りで使う絨毯やタリベが使うノート代わりの木の板、
いろいろなものをクイズで紹介して、
最後に記念撮影をしておしまい。
年内には、神奈川県の高校1校、小学校1校で
お話をさせていただく予定なので、
こちらの準備もすすめていきます。
日本の子どもたちに、
アフリカ、セネガルのことに少しでも興味をもってもらい、
身近に感じてもらえたら、とても、うれしい。
今回の企画にご協力いただいた方々、
誠にありがとうございました。
  ▼施設紹介
  NPO法人にこにこの会 ふくふく 発達の緩やかな子どもたちの余暇支援をする放課後等デイサービス施設。主に、特別支援学校、特別支援学級に通う子どもたちが利用。掲載写真は、当施設と保護者の方の許可を頂いています。転載不可。