JICA海外協力隊の世界日記

みんなあのねのセネガル便り

みんなあのね、「しゅっぱつしんこう!(2)」

普段の生活での移動は、歩くことが多いのですが、

私の任地のサンルイには様々な交通手段があります。

一つ目は、カーラピッドという乗り物で、

バス停のないバスです。

青と黄色をメインに装飾されている鮮やかな乗り物で、

セネガルで売られているポストカードにもよく描かれています。

窓はありますが、窓ガラスはありません。

カーラピッドが走り出すと、車内に風が入り、

とても涼しく感じます。

乗る距離によって運賃が変わります。

とても短い距離だと50FCFAで乗れることがありますが、

だいたい100200FCFAで乗ることができます。

日本円で20円から40円くらいです。

日本のバスは、運転手さんのみがほとんどだと思いますが、

カーラピッドには運賃を集める車掌さんがいます。

車掌さんによって運賃が変わることがたまにあります。

バス停がないので、乗りたい場所で乗ることができ、

降りたい場所で降りることができるのでとても便利ですが、

窓ガラスがないので、雨が降ると車内に雨が吹き込みます。

ビニールシートで雨避けできるようになっているものもあります。

私の任地には川があり、そこには渡し舟があります。

サンルイ島から対岸のゲンダール地区へ渡る橋が

2本しか架かっていないので、

川の対岸へ渡る際に地元の人によく使われています。

運賃は25FCFAで、日本円で5円くらいです。

木でできた古い舟で、沈んでしまわないか不安になるときもあります。

中には、乗客の人が桶で水を掻き出している舟もあります。

救命胴衣のある舟はとても僅かです。

河口に位置しているため、潮の満ち引きで水深が変わりますが、

基本的にこの川の水深は浅く、小学生が川遊びできます。

明け方から日没までの間に運行されています。

水面からの風はとても気持ちよく、

日が傾き始めた頃は、川面の色の移り変わりがとても美しく、

見とれてしまうほどです。

私は普段利用することは少ないのですが、

セネガルでは馬車も立派な交通手段です。

首都ダカールでもまだまだ現役です。

車のように道路を走ります。

座席がついたものもあれば、荷台に人が座るものもあります。

距離や荷物の大きさ、多さによって運賃が変わりますが、

50FCFAくらいで乗ることができます。

日本円で10円くらいです。

タクシーのように行き先を告げたあとに、

運賃を確認して乗ります。

サンルイでは、タクシーの料金が500FCFA

市内を走るバスが100FCFAです。

カーラピッドや渡し舟、馬車はほかの交通手段より安く、

気軽に乗れる乗り物です。

朝はどの交通手段も、

通勤や市場に買い出しへ行く人たちで混雑しています。

今日もたくさんの人を乗せて走っています。

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