JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

パラグアイ最大のカーニバルに参加してきました。

こんにちは。2月に入り、ちょうど日本への帰国まで1ヶ月!?という状況になっています。エンカルナシオン・イタプア県庁配属の壁谷英幸です。

こちらは、夏真っ盛り…豪雨が三日三晩続いたかと思えば、カラッと暑い日差しが出て皮膚が焼けます。

そんな中、エンカルナシオンでは、毎年1月中旬から2月初旬にかけて国内最大のカーニバル「カルナバル・エンカルナセーノ(Carnaval Encarnaceno)」というパレードが毎週末開催されています。夜の8時から朝の6時半辺りまで、ダンサーが踊り、ドラム演奏の腕前を競ったりと様々な催し物があります。

今回はエンカルナシオンの会員制のクラブが8チーム参加し、テーマを決めて衣装や山車を用意、チーム代表の女王(レイナ:Reina – スペイン語で女王の意味、チームの顔であり、代表として会場の審査員の前でも踊る)をチームの中から選出し競い合っていました。チームの個性、色を出し、皆が優勝に向かい踊る姿は、とても美しく感動するものがあります。

このイベントには、近隣の国であるブラジルやアルゼンチン、ウルグアイといった国からも多くの観光客が集まります。エンカルナシオンのカーニバルは、ブラジルのリオやサンパウロのカーニバルに続く、南米地域で3番に入る盛大なイベントです。エンカルナシオンの重要な資金源となっていて、このカーニバル時期は、街中もいつもより明るい雰囲気に包まれています。

カーニバル会場には、様々な席があり、一般席とスポンサー席、VIP席というものがあります。観客層にもよるのですが、主に一般席では、観客者が互いに泡のスプレーを掛け合います。カーニバル会場に入る前に、泡スプレーが売っていて、それを観客者同士で掛け合うため、妙な盛り上がりがあります。(これが実に楽しい。)それとは、打って変わってVIP席では、ビールやカクテルを片手にカーニバルに参加するダンサーをゆっくりと眺める方もいます。

観客によって楽しみ方も様々です。

私は、今年2回参加し、

1回目は、子供達と泡祭りになってしまってカーニバルが良く観られず(泡スプレーが目に入ると高確率で激痛に襲われます。要注意!)、2回目には、県庁の職員と共にカメラを持って、カーニバルのダンサーを眺めていました。

毎回、笑顔で踊るダンサー、パフォーマンスをする人々、それを支える裏方の人たち(警備員やパレード用の舞台を運ぶ人たち)を観ていると、1秒1秒が本当に楽しく、良い時間を過ごすことができました。

帰国前に、カーニバルを観られてホッとしています。

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