JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

EXPOに参加してきました!!

みなさん、こんにちは

エンカルナシオン・イタプア県庁配属の壁谷英幸です。

早いもので、12月に入り帰国まで残り約4ヶ月となってしまいました。

パラグアイは今、夏真っ盛り、強烈な雨が降った後は、ジリジリとした暑さにやられてしまいそうです。

さて、今回は、題名の通り先日行われたEXPO Agrodinámicaについてお話しします。

EXPO Agrodinámicaとは、本プロジェクトと連携しているCooperativa Colonias Unidas(コロニアス・ウニダス農協)が主催している農畜産業の総合博覧会のことです。

ここには、ウニダス農協やパラグアイ企業だけではなく、パラグアイの主要生産品目でもある「大豆」についてのブースを中心に、アメリカやブラジルに拠点を置く農業機械メーカーや、日本企業の現地法人(植物の栄養剤や野菜の種などについて)などがブースを展開し、来場者へ企業紹介を行っています。

私たちは、毎年12月初旬に、ウニダス農協のブース横で、本プロジェクトブースを立ち上げ、来場する酪農家さんに向けて、JICAボランティアが小規模酪農家に対してどのような支援を行なっているのか?についてプロジェクトの紹介を兼ねて、動画を使ったりパンフレットを使ったりと様々な手法で説明しています。

昨年度は、パラグアイに赴任してから4ヶ月ほどでEXPOに参加したのですが、まだ皆がスペイン語を十分に話せるレベルではなかったため日本の写真や動画を利用してプロジェクト説明を行いました。(畜産に関する写真や、北海道の風景、自然の写真などを利用)

昨年、酪農家さんの前で発表できるような経験や成果は無かったのですが、

今年度は、赴任してから約1年4ヶ月ということで、

各市での活動の内容を一つのポスターにまとめてもらい、来場する酪農家さんの前で活動紹介を行いました(今回のテーマ:袋サーレージの作り方、区画放牧の方法、子牛の育成についての3点)

連日の雨で、来場者数も少ない今年度のEXPOでしたが、酪農家の皆さんは、熱心にポスター発表を聴いてくださいました。酪農家さんからポスターや活動に関して質問が出た時にはポスター発表を行うことにやりがいを感じ嬉しく思いました。

いつも支援している酪農家さんではなく、「初めまして。」から始まる酪農家さんとの関係…。熱心に聴いてくれる人もいれば、「何か貰えるものはない?」とだけ訊いて帰る人もいます。

そんな中で、「私たちにも支援してほしいわ。」、「もっと、こういうことが知りたいの!」「こういったプロジェクトがあると頑張れるのに…。」と意見を頂けるとEXPOにてエキスポに出展した甲斐があったなと感じます。

個人の力は本当に小さいものですが、周りのプロジェクト関係者、パラグアイの職員たちと共にひたむきに活動することで小さいながらも着実に良い方向へ進んでいると感じます。

残りの活動も皆で協力し、胸を張って日本へ帰国できるよう今後も小規模酪農家へ支援を続けていきます。

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