JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

日本人移住とパラグアイ。

今月から帯広畜産大学とJICAの連携事業:FOPROLEI(小規模酪農家支援)で2016年6月~2018年までパラグアイで活動する第三期長期隊員4名でブログの更新をしていきます。

たくさんの方にパラグアイの生活の様子や情報をお伝えしていきたいです!

今回最初のブログの更新は、イタプア県エンカルナシオン市にあるイタプア県庁所属:コミュニティ開発隊員の内野江香が担当します。

FOPROLEI第三期長期隊員は11月29日でパラグアイにきて5か月目になりました。

この5か月間で最も印象深かったことは、【日本人移住地としてのパラグアイ】です。

2016年は日本人が初めてパラグアイに移住してからちょうど80年目の節目の年です。

そのため、この5か月間で、80周年式典の参加、秋篠宮眞子内親王殿下とのご接見、1万6千人が来場した日本祭りの参加などなど、今年しか経験できない行事に海外青年協力隊の一人として参加することができました。

(写真は日本祭りでの盆踊りの様子)

また、エンカルナシオン市には日系の方がたくさん住んでいます。エンカルナシオン市に赴任した当初から日系の方に大変お世話になっており、日々の生活のことだけでなく、同じイタプア県にある日本人移住地のピラポ市やラパス市の移住資料館に連れて行っていただく機会もありました。移住資料館には、日本を出港する様子から開拓時までの写真がたくさんあり、当時開拓に使用されていた道具なども寄贈されています。お世話になっている日系の方から、写真を見ながらご自身の当時の体験を直接お話しいただき、どれだけ開拓時代に大変な苦労をされてきたのかがよくわかりました。また、そういった苦労のおかげで、今の私たちの世代で、日本の品種の野菜やお米、そばや豆腐などの日本食を食べることができているのだなと実感します。

(写真はピラポ日本人会)

そして、私の地元:北海道滝川市東滝川町ご出身の方ともピラポ市でお会いする機会もありました。しかもこの方は、私の祖父の知り合いの方で、地元にいた時のお話をされるときは涙ぐまれる時もありました。私の地元は、現在、駅は無人駅で小学校も数年前に廃校になってしまったようなド田舎の町です。北海道にいる間でさえも、同じ出身地の人と出会ったことがなかったのに、まさか地球の裏側でお会いできるとは、と驚きとご縁を感じました。世間の狭さを年を重ねるごとに感じていましたが、世界の狭さもパラグアイで感じるこの頃です。。。

このほかにも、赴任5か月間にたくさんの方にお世話になり、色々な方との出会いがありました。

パラグアイにいる残りの期間で、お世話になった分、少しでも恩返ししていけるような活動をしていきたいです!

最後に、5か月前に日本にいる間は地球の裏側にあるパラグアイという国がどんなところなのかインターネットや本での情報でしか知ることができませんでした。が、実際に住んで、地元の方々と話し、生活することでしかわからないことをこの5か月だけでも色々と知ることができました。

パラグアイには1年4か月いることができます。

引き続きパラグアイで色々なことを経験していきたいです!

以上、エンカルナシオン市の内野からでした。

次の更新は、エンカルナシオン市よりももっとローカルな、コロネルボガード市にいる小林夏美が担当します!

To be Continued…

FOPROLEIプロジェクトについて(スペイン語で随時更新中)

https://www.facebook.com/FOPROLEI/?fref=ts

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ