JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

パラグアイのお酒事情(担当:惠木)

(写真:山積みのBRAHMA)

こんにちは。今回はパラグアイでよく飲んでいるお酒について書いていきたいと思います。

だんだんと暑くなってきたこの頃,自分の任地のヘネラルアルティーガスではビールをよく飲みます。銘柄はBRAHMAかBudweiser66が好んで飲まれています。BRAHMAはブラジル,Budweiser66はアメリカのビールです。自分は職場の人や地域の大学生たちと日が変わるまで飲むことが多いです。BRAHMAは1ℓ10.000GS(200円程)で,Budweiser66は1ℓ13.000~15.000GS(260~300円程)で売られています。自分はBRAHMAのほうが後味がさっぱりとしている感じがして好きです。ビールもマテ茶と同じく,一つの瓶をみんなで回しながら飲んでいます。瓶を新しく開けたときは口のところを軽く服で拭いてから飲みます。これは長期間保管されているため,口付近に鉄さびがついていることがあるからだそうです。

(写真2:左がSanta Helenaで右がSidra)

パラグアイでは時期によって様々なお酒を飲みます。新年にはSidra(日本語ではシードル)と呼ばれるリンゴのお酒を飲みます。リンゴを搾って発酵させることで甘味が消え風味が増した感じのするお酒で,主に女性が好んで飲んでいます。男性は赤ワインを好みます。CriaとSanta Helenaというワインがありますが,Santa Helenaの方をよく飲んでいます。Santa Helenaはパラグアイのお肉とよく合い,お肉の後に飲むと口がすっきりするため,アサードの時によく飲まれます。パラグアイの人はワインに氷を入れてかなり冷やして飲みます。そのため,がぶがぶ飲んでるとよくお腹を下し,そのまま農家の家に泊まることが結構な頻度であります。暑いときはキンキンに冷えたビールと同じようにキンキンに冷えたワインもありだなと思います。

(写真3:ヘンルーダ入りのカーニャ)

8月1日はカーニャと呼ばれるサトウキビから作られるお酒にヘンルーダと呼ばれる薬草を入れて飲みます。カーニャは安いウイスキーのような味でアルコール度数も42度ぐらいです。自分の所属する市役所ではカーニャを一気に8回飲む習慣があります。健康祈願や魔除けといった意味合いがあるみたいです。ヘンルーダは調べたところ毒草の一種で,触ると漆のようにかぶれたりするそうです。そのため,ヘンルーダを入れたカーニャはかなり苦い味がし,少し舌がピリピリします。しかし,パラグアイの人は慣れているのか結構な量をぐいぐい飲んでいます。しかも,市役所では朝8時ごろから飲み始めるので,職員ともどもほろ酔い状態で仕事をしていました。この時の市役所はかなり騒がしく音楽が大音量で流れていました。

パラグアイにもまだ知らないお酒の種類や飲み方があります。そのため,今後もパラグアイ人と楽しく一緒に生活していきいろんな発見をしていこうと思います。

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