JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

そうだ、国内を移動しよう!と思ったら...(担当:内野)

パラグアイで活動・生活する中で、必要となるのは、“移動”です。私の職種は、他の3市の家畜飼育隊員と異なり、バイク等の使用が認められていないため、普段のエンカルナシオン市内の移動は、徒歩または市バスで、市外に活動で行くときは、県庁所有の公用車もしくは都市間バスで移動します。

北海道では、自転車に乗るのが好きで最長一日100km走行したり、車であちこち行ったりすることが多かったため、こちらでの久しぶりの徒歩とバス移動に悪戦苦闘しています。

悪戦苦闘の理由は…

まず、徒歩での生活で未だに慣れないのが、暑さです。

こちらは、夏の体感温度は35度以上が当たり前で、お昼から日が暮れるまで、暑さが続き、冬でも30度近く感じることも多くあります。

配属先へは片道徒歩15分程度ですが、いつも通勤だけで汗だくで、家に帰るとぐったりします。

また、エンカルナシオン市は都市だけあって、車も多く、路上は、縦列駐車が当たり前で、交差点には信号がない場所も多くあります。

そのため、道路を横断するときは、左右の確認に気を付ける必要があり、日本の時以上に気を張ります。

歩くのが辛いときは、バスを利用したいと思いますが、パラグアイでは、バス停はあっても、時刻表はありません。行き先も運転手さんに確認しなければ確実ではないため、自分の行きたい方向のバスがいつ来るのかあてもなく待ち、自分の行きたい場所を通らないようであれば、また待ちます。

暑い中いつ来るかわからないバスを待つだけでも、体力を奪われるので、バスもなかなか乗る気にはならず、結局徒歩で移動することが多くなります。

ちなみに、エンカルナシオンの市バスにエアコンはついていません。

運賃は乗車時に支払い(約50円)、好きな場所(バス停のない場所)で降りることができます。

市外に同僚と移動する時は、県庁の公用車を使うことができます。

公用車を利用すると、到着時間をある程度コントロールできるため、スケジュール調整もしやすく大変ありがたいです。

(写真は、県庁の公用車で同僚達と県外にいったところ。)

県庁には、色んなタイプの公用車がありますが、田舎の道も走行できるよう、写真のような車種が主要です。

イタプア県内は、主要道路はアスファルトですが、田舎の道路は、石畳や未舗装の土道がほとんどです。

(写真は、土道(写真左)と石畳(写真右)が合わさった道の様子。土道は砂ぼこりが舞う。)

石畳であれば、雨の日でもある程度の走行は可能ですが、土道では、北海道の雪道のように、ぐちゃぐちゃにぬかるみ、車等での走行は難しくなります(活動にも行けなくなります)。晴れた日でも、砂が舞うため、窓を開けていると、車内が砂だらけになります。

しかしながら、車での移動は、徒歩やバスとは比較できない程便利で、活動に不可欠です。

これから、パラグアイでの最後の夏が始まります。

暑さには負けそうな気がしますが、安全に日々気を付けて活動していきたいです。

※FOPROLEIプロジェクトの活動の様子は以下のURLからもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/FOPROLEI/?fref=ts

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