JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

叔母の気持ち。(担当:千葉)

サンペドロデルパラナ市派遣の千葉桃子です。

先日、「明日小学校でフェリア(作品展)があるから写真を撮りに来て!」
とホームステイ先の女の子に誘われ、小学校を訪問してきました。
作品展ではクラス毎にテーマを決めて発表をするようで、彼女のクラスのテーマはなんと【牛乳】!!
牛乳と言われて行かないわけがありません。

彼女の教室に行くと、壁には生徒たちが描いた絵や作品が展示されていました。
また、机の上には生徒たちが持ってきたプリンやヨーグルト、チーズ等の乳製品・・・そして牛乳。

少し牛乳についてお話しすると、パラグアイでは写真のような常温・長期保存が可能なロングライフ牛乳が主流です。
学校は午前の部、午後の部に分かれているため給食はありませんが、その代わりにおやつの時間があり、そこで牛乳を飲む習慣があります。
写真の牛乳パックは、パラグアイのサッカーユニフォームを着た女の子が「健康な歯、強い骨!牛乳を飲もう!」と呼びかけている、学校配給専用のデザイン。
よくよく見るとGOBERNACION DE ITAPUA(イタプア県庁)と印刷されており、どうやら県庁から配給されたもののようです。
ちなみにこの「LOS COLONOS」というメーカーは私たちのプロジェクトとも深い関わりのあるコロニアス・ウニダス農協の牛乳です。

さて、少し早く到着したのでリハーサルから見学することに・・・
「牛乳とは?」から始まり、カルシウムやミネラルのこと、そしてチーズやヨーグルト、牛乳を使用したパラグアイの伝統的なお菓子の紹介などを順番に発表していきます。
日本で言うと小学2年生のクラスに当たりますが、この日のために練習したようで、詰まることなく順調に進みました。
「そんな小さな声じゃ何も聞こえないわよ!」
「お客さんの方を見て話しなさい!」
先生からの熱血指導を受けながら計4回のリハーサルをこなし、ついに本番。

緊張した様子もなく、沢山の親御さん、校長先生の前で練習通り無事に披露することができました。
しかし、折角一眼レフカメラも持参したにもかかわらず良い写真が撮れず・・・
(本番の写真は可愛く写ってないとの理由で投稿許可が下りませんでした。)
発表後は皆で美味しいプリンをいただき、作品展は終了。

今回両親が参加することが出来なかったため、一応彼女の“保護者”として参加したのですが、
普段はいたずらっ子でやんちゃな彼女の、立派な姿を見ることが出来て少し感動・・・
早くもパラグアイで姪っ子を可愛がる叔母の気持ちがわかったような気がします。
この家族と過ごすのも残り4カ月だと思うと、本当に月日が経つのは早いです。
いつの日か、大人になった彼女と再会できたらいいなと思うばかりです。


※FOPROLEIプロジェクトの活動の様子は以下のURLからもご覧いただけます。
https://www.facebook.com/FOPROLEI/?fref=ts

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