JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

行ってきました。リーガパラグアージャのクラシコ(担当:惠木)

こんにちは。ヘネラルアルティーガスで活動中の惠木です。
今回は題名でわかる人はわかると思いますが,パラグアイのサッカーリーグについて書いていきたいと思います。

写真1:白がオリンピア,青がセロ

リーガ・パラグアージャ(パラグアイリーグ)は12チームで争っており,日本に比べると少なく感じます。

しかも,チームのほとんどが首都アスンシオンを拠点としているため,試合を観るためにはアスンシオンまで行かなくてはならず,地方の人たちはなかなか観戦の機会がありません。

インフラの関係上地方になかなかチームができないのも,首都にチームが密集している理由の一つだと思います。

パラグアイではオリンピアとセロ・ポルテーニョの2チームが絶大な支持を得ています。どこへ行っても,オリンピアとセロどっちが好きなんだと聞かれます。

オリンピアのサポーターにセロが好きと言ってしまうと,意地悪をされることもあります。ステイ先は完全にオリンピアのサポーターで,自分がセロのユニホームを買ったときには一日中「Que malo(なんて悪い子なんだ), Que feo(なんて醜いんだ)」と罵られたりしたことがありました。

「コレクションとして6チーム程買う予定だ」とか「日本でパラグアイのサッカー紹介に使う」などと言ってなんとかいつも通りの関係に戻りました。そのぐらいこの2チームは敵対しあっています。パラグアイに来ることがあれば,聞かれてもサッカーはわからないと答えることをお勧めします。

写真2:会場の試合開始直前のスタジアム(セロ側)

そして今回はこのような2チームの試合を観に行くことができました。

これが俗にいうクラシコです。リーグの終盤であり,セロは勝てば優勝がほぼ確定,オリンピアは勝たないと優勝は絶望的という状況だったため,よくチケットを買うことができたなと思います。

両チームのサポーターは会場まで決まったルートが準備され,警官が交通整理をしていました。パラグアイのクラシコを生で観られると大興奮していました。

試合開始前までは,会場でなぜかサポーターのお手伝いをさせられていました。たくさんパラグアイ人がいたのに,なぜ日本人の自分がいろいろと動かされたのでしょうか。

しかし,おかげでたくさんのパラグアイ人と仲良くなり,得点を入れると一緒になって喜ぶことができたので,大満足でした。試合終了まで会場にいるとスタジアムを出た後暴動に巻き込まれる可能性もあるため,後半の途中で会場を出ていきました。
やはり,南米のサッカーは何回でも観に行きたいと思えるほどすごく楽しいです。日本に戻っても旅行は南米ばかりになりそうです。あともう少しで帰国ですが,帰りたくないという思いが日に日に増してきています。

その分残りの任期を充実したものにしていこうと思います。

※FOPROLEIプロジェクトの活動の様子は以下のURLからもご覧いただけます。
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