JICA海外協力隊の世界日記

牛vaca日誌 in PARAGUAY

「地元ってやっぱりいいね」(担当:惠木)

ヘネラルアルティーガス市で活動中の惠木徹です。
パラグアイには日本から移住された方々がたくさん住んでいます。今回は自分の任地であるイタプア県にある「ラパス移住地」に2泊3日でお邪魔しました。今回「ラパス移住地」にお邪魔した理由は,「広島県人会」という集まりが5月7日に開催されたからです。自分も広島県出身ということで今回の集まりに招待されました。会の間には「のーや」や「じゃけぇ」といった広島の方言で話しかけられ,すごく懐かしさを感じました。パラグアイへの入植当時の話を伺ったり,歴史資料館を見学したりと,昔のパラグアイに触れ,かなり貴重な体験をさせていただきました。また,会議では日系人がパラグアイでどう活動しているのかについての報告もしていただき,パラグアイと日本の関わり方,また,日本の県や自治体とパラグアイ日系社会の関わり方を勉強しました。

今回の訪問では日系人の方のお宅にお世話になりました。この方は広島県人会の幹部をお務めでラパス農協の組合員の一人でもあります。そのため,ラパス農協の工場見学もさせていただきました。配合飼料の配合方法や材料の説明,小麦を集荷から小麦粉へ加工するまでの全工程を説明していただきながら工場内を歩き回りました。また,ちょうど大豆の収穫期ということで,コンバインに乗り,収穫のお手伝いをしました。かなり広く見渡す限り大豆畑であり,どことなく十勝に似た雰囲気がありました。ここで農家のお手伝いをしながら生活してもいいかもという気持ちを覚えたほど似ていました。

今回の滞在で最も感動したのはなんといっても食事です。朝は白ご飯に味噌汁,焼き魚と納豆です。朝から何回もおかわりを食べまくりました。夕食は手巻き寿司にアサード(BBQ),餃子と和洋中がまじりあったご飯となりました。どの料理もとてもおいしく腹が張り裂けそうになるまで食べました。「食いっぷりがよく,見ていて気持ちがいい」と言われ「そんなに食べたかな?」と思いながらも手巻き寿司とアサードから手が離れませんでした。今度は魚を釣ってお邪魔することにしようと思いました。夕食後はカラオケで日が変わるまで歌い続けました。本当に楽しい休日でした。最後に広島県人会でパラグアイ国内旅行に行く計画があるらしく,自分も団体の一員として誘っていただけてかなりうれしかったです。予定が決まり次第連絡してくれるとのことなので,その旅行を楽しみにまた活動も進めていこうと思います。

また,移住区へはたびたび訪れ,日本人が多くいるパラグアイまたはパラグアイにいる日系人のことを日本いる人たちにどんどん発信していきたいと思います。また,日本に戻っても何かしらの形で支援をしていきたいと強く思いました。

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