ルワンダかけはし通信~ブホロ ブホロ

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小郷 智子
(大阪府)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
コミュニティ開発
派遣国
アフリカ
ルワンダ ルワマガナ郡
一言メッセージ
かねてからの「途上国の現場を見たい」という思いから、銀行を辞めてルワンダの地へ。人々の温かさに触れながら、日々ルワンダと自分の可能性に挑戦しています!合言葉は「ブホロブホロ(=少しずつ少しずつ)」!

 

Karateの話~その①:アフリカ国際空手大会観戦

2018.09.14

文化

爽やかな秋空のような天気が続いています。朝、家の外にたらいを出して、日の下で風に吹かれながら洗濯をするのが最高に気持ちのいい時間です。

今回は直近のKarate(空手)関連の話を紹介します!

■ルワンダでは空手が盛ん

ルワンダでは近年スポーツ熱が盛り上がっています。政府も健康促進の観点から力を入れているようです。少しずつですが情操教育の観点も盛り込まれている雰囲気もあります。

スポーツはサッカー、バレー、バスケ、サイクリング...等が親しまれていますが、驚くべきことに空手も非常に盛んです。

◇参考:Karate教室開催!(再掲)

http://world-diary.jica.go.jp/ogotomoko/activity/post_5.php

そんなルワンダでつい先日開催されたアフリカ国際空手大会について紹介したいと思います。

■アフリカ国際空手大会観戦@首都キガリ

ルワンダで、空手のアフリカ国際大会が開催されました。「是非観戦したい!」と思っていたので、色々奔走しました。

◇開催概要

・日程:8月28日(火)~9月2日(日)

・会場:インタレカンファレンスアリーナ@ルソロロ(首都キガリ)

※私は9月1日の最終日前に観戦に行きました。

■公式招待状

2月にキガリで開催された日本大使館主催の空手大会の観戦に行き、そこでJICAボランティアの空手道隊員(=現在任期満了帰国)に、ルワンダの空手協会のプレジデント(=多分ルワンダ空手協会の理事長?)を紹介して貰いました。その時、8月下旬にルワンダでアフリカの国際空手大会が開催される事を知り、「是非観たい!8月に入ったら再度連絡するから、是非詳細を教えて欲しい!」と打診していました。が、プレジデントは多忙な上、私は一度会ったきりに日本人ボランティア。本当に観戦出来るか心配しつつ、8月初日に「今月空手のアフリカ大会だよね?是非観たい!」と連絡。2回程メールを送ると「公式招待状を準備するから、ちょっと待ってて」という返信が。「そうか、場所と時間だけ聞いて行くつもりだったけど、国際大会だから公式招待状がいるのかな…?」と思い、先方の準備を待つ日々。その後何度も連絡をやり取りしてギリギリまで準備が掛かりましたが、そのかいあって公式招待状を頂く事が出来ました!

【写真①:公式招待状】

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■会場への道のり

会場は私が知っている首都繁華街にあるアリーナかと思いきや、違う場所と直前に判明。ルワマガナの友人達、同僚達も行き方を知らず、「せっかく招待状を貰ったのに...」と諦めかけていた所、丁度直前に訪れたJICA事務所でナショナルスタッフ(ルワンダ人)の一人が場所を知っていると聞き、地図を描いてもらう事が出来ました。

【写真②:手書きの地図】

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当日、地図を頼りに会場最寄りのバス停下車。そこからひたすら上り坂。JICA関係者はモト(=バイクタクシー)禁止なので、ひたすら畑道を歩き、40分程歩いてそろそろ不安になった時分に丘の上に立派な競技場が突如出現。

競技場のセキュリティをパスし、会場受付で「空手大会の観戦をしたい。公式招待状は持っているけど...」と招待状を見せようとすると、よく確認もされずスルーで入場。招待状が無くても入場出来た様子。これを貰うのに時間が掛かっただけに拍子抜けでした。後から考えると、もしかすると公式招待状は「招待者特別席で観戦出来るように...」というプレジデントの配慮だったのかもしれません(よく分からなかったので、私は言われるがまま一般席にて観戦)。

【写真③:ひたすら畑道を登り切った先にようやく会場が】

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■試合観戦

会場に入ると各国の国旗が目に飛び込み、国際大会の雰囲気が漂っていました。私の前にはアルジェリアやエジプトの応援団が座っていました。キニアルワンダ語以外の歓声も聞こえ、観客席は各国の応援合戦状態でした。

【写真④:会場には各国の国旗が】

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私が観に行った時は、男女の組手(※)の個人戦をやっていました。TV取材も入っていて、前の画面にハイライトなどが映し出されていました。

彼らの試合を観戦していていつも思うのが、日本人の試合に比べ蹴り技が多いという印象です。「アフリカ人は身体能力が高く手足が長いので、蹴りで一気に高ポイントを取ろうという意識が強い為か...?」と考えています(日本人の試合はもっと突き技と組み合わせてポイントを重ねる印象)。

※組手:制限時間内で多くのポイントを取得した方が勝ち。ポイントを単純に説明すると、『突き技』=1ポイント、『蹴り技』=2ポイント、『一本(相手を倒して突きを入れる)』=3ポイント。今回の試合の制限時間は、男子3分、女子2分の試合。

アフリカの審判団が「ハジメ!(=始め)」、「チュウダンヅキ、ユウコウ!(=中段突き、有効)」、「アトシバラク!(=後暫く)」と日本語用語を使っているのも新鮮でした。

【トップページ&写真⑤:試合の様子】

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■私のハイライト

今回観戦していて盛り上がった試合を一つ紹介。

男子、ルワンダのナショナルチームvs他国の選手(国旗がよく見えなかった...)の試合。残り時間1分でポイント0-4とルワンダ劣勢。と、そこでルワンダ選手が相手を倒し『一本』を決め、3-4と一気に接戦。会場中が盛り上がり、ルワンダの観客席からはルワンダコール。残り時間僅かになった瞬間に、またもルワンダ選手が『一本』を決め、ポイント6-4でなんと逆転勝利!会場中が歓声の渦でした。開催国の意地を見せた感じでした。私も興奮し、隣のルワンダ人と「いや-、今のは凄かったね!」「さすがナショナルチーム!」と盛り上がっていました(その為写真を撮りそびれました…)。

後日、招待状をくれたプレジデントにお礼のメールと写真を送ると、「来てくれてありがとう!是非今度キガリに来た際に感想を聞かせて欲しい!」と言って貰ったので、次回機会を設けて話してみたいと思っています。

日本から遠く離れたルワンダで、男女の国際大会が開催される程空手が盛んなのはやはり驚きです。

次回は、任地であるルワマガナ郡以外の場所で空手教室を開催した話を紹介します!