JICA海外協力隊の世界日記

クズ・ザンポーラ♪ 幸せの国の農場便り♪

はじめまして。

日本を含めた世界中の皆さんへ。クズ ザンポー ラ♪

どうも、はじめまして。私は幸せの国と呼ばれるブータン王国で野菜栽培隊員として活動をしている2016年度2次隊の大橋 和也と言います。

この度、「JICAボランティアの世界日記」の執筆者に選ばれ残りの約1年3カ月間の任期期間中のブログを書かせて頂く事になりました。

JICAボランティアの中でも少数派である「野菜栽培」に関しての活動は勿論、ブータン王国の社会や文化、自然環境等についてもご紹介出来ればと思っておりますので、これからも宜しくお願い致します。

それでは。まず、このブログタイトルの「クズ・ザンポー ラ」(英語表記だと、Kuzuzanpo la)とは、ブータンの公用語である首都地域の言語のゾンカ語で「こんにちは」に相当し、最後の「ラ」の音は日本語の丁寧語と同様に丁寧な表現をする時に用いられます。

この「クズ・ザンポー・ラ」はブータンではお決まりの挨拶であり、お昼時に限らずその日に最初に会った時にお互いが交わす言葉になり毎日使われる言葉でもあります。なので、もしブータンに来られる際やブータンの方とお会いする時に覚えておくととても喜ばれます♪

そして、肝心な私の活動内容についてですが。(上の写真は配属農場の看板になります。)

私はブータン王国の西部にあるパロ県と言う標高2300mの地にある現地の野菜や果実の種・苗を生産する「National Seed Center」と言う種苗センターの関連圃場で活動しております。

私の活動は「野菜栽培隊員」として想像をされ易い「美味しい野菜の作り方」を指導していると言うイメージが有るかもしれませんが、私は野菜作りの先にある種子を採る「採種活動」についての改善指導及び提案等をしております。

また、ブータンはエベレストで有名なヒマラヤ山脈に含まれる「山岳国」でも有り、私の住む地域も標高は富士山で言う5合目や6合目辺りと高くて、とても寒い印象を受けられますが、実は緯度が沖縄と同じ位でもある為、四季もしっかりと存在して、今の時期はとても暑く、私達の圃場ではアブラナ科やマメ科等の温帯性の野菜や一部果物の採種活動をしております。

さらに、日本の梅雨の様に今のブータンは「雨季」となっておりますが、日本のジメジメと湿気の多い夏とは異なり、雨も降りますがやや乾燥したシーズンとなり、そんな中で活動をしております。

この写真のお花はちょうど今のアブラナ科の「タイサイ」と言う野菜の花が咲き乱れた圃場で、菜の花畑となっている状況の写真です。

このタイサイとはこちらでは別名で「Japanese green(日本の葉物)」と呼ばれる、ブータンでもポピュラーな野菜の一つです。

ただ、ここでどうして海外で日本の名前が付いたお野菜が有名なの?と思われるかもしれませんが、その辺の秘密に関してもこれからこのブログでお知らせしていきたいと思いますので。

改めて、今後とも宜しくお願いします。カディンチェ ラ♪(Kadinche la:どうも、ありがとうございます。)

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