JICA海外協力隊の世界日記

クズ・ザンポーラ♪ 幸せの国の農場便り♪

皆揃って田植え作業♪

クズ・ザンポーラ♪ 世界中の皆さんこんにちは♪

日本ではもうすっかり田植えも終わったと言う地域も有るかと思いますが、今日はブータンでの田植えのお話しについて♪

私の活動任地であるブータン西部のパロもそろそろ田植えシーズンとなって来たので、かねてからお世話になっているブータンの方の田んぼの田植えのお手伝いを近隣のJICAボランティアやシニアボランティア、専門家さん達等も交えて行いました♪

上の写真の様子は「水田苗代」と言われるお米の苗作りの場所で日本ではほとんどもうビニールハウスと言う施設内で行われるのですが、ブータンでは古くからこの「水田」の中で直接、お米の苗を栽培して「苗代」を作っております。

そして、その水田苗代から田植えをする為にこれらのお米の苗を丁寧に根っこが付いた形で取り出し、ひとまとめにして田植えをし易いようにしている時の様子です。

ブータンも日本と同じアジアの国でお米はポピュラーな存在でもあり、かつての日本人農業指導者により、全国的に今のお米作りの基礎が普及したとされ、日本同様、田植えに関してはボランティア以外にも現地の方も参加されての大イベントになります♪

この写真は今回、お世話になったブータンの方が歩行型田植え機にお米の苗をセットしている様子です。

彼が使用していた歩行型田植え機の様に、ブータンには日本の協力でブータンに送られて来た農業機械が数多く存在し、ブータン農業の機械化に関わっております。

今回、私達は写真に写っている彼が機械による田植えをまず行い、その機械では植える事の出来ないマクラ部分(折り返し部分)の補植作業になります。

また、今回の田植えで私達はブータンのローカル米とされる赤米と日本の品種に近いお米の二種類を植えました

皆さん、足を取られながらもお米の苗を植えていき、朝から途中、田圃の中でランチを食べて、夕方まで田植えを行いました。

トータルで7時間程の田植え作業でしたが。

改めて、田植えが完成した田圃を見ると、疲れた足や腰の痛みも無くなる位に達成感がありました

ただ、この田植えに始まるこの稲作栽培がブータンの農業や人、経済、食文化等に様々な影響を与えている事を思うと、この米食文化がとても尊いものだと感じ、そして、その栽培に私達日本人の協力が大きく関わっている事を思うと少しばかし誇りにすら感じます。

私の活動期限は今年の10月の中旬頃となるので、今回田植え作業を行ったお米の収穫に間に合えば良いなぁ~と思いながら、まずは順調にこのお米が成長する事を祈りたいと思います

さぁ。早く美味しい、ゴハンになぁ~れ

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