JICA海外協力隊の世界日記

クズ・ザンポーラ♪ 幸せの国の農場便り♪

実るほど頭を垂れる稲穂かな♪

クズ・ザンポーラ♪世界中の皆さん、こんにちは♪

もう今年も10月に入り、ブータンも涼しい風も吹い来て段々と秋めいております。

ブータンでは先月下旬に雨季の終わりを告げる祝日「Blessed Rainy Day」を迎えて、農業関係の人々にとってはこの日を境に夏が終わりを迎える事になると言われています。

そして、写真に有る様に私の活動するボンデ地区でもすっかりと綺麗な金色の野となった棚田が広がり、収穫を今か今かと待っている状況です♪

この写真は私達の配属先の兄弟機関で南部に有る試験農場で一足先に刈り取られた稲藁を頂いた時の写真です。

見て判る様にまだ青く若い稲藁だったので、回収した稲藁をスグに日の当たり易い斜面に移し、乾燥作業を行いました。

これらの稲藁は現在、育てている野菜を越冬する為に被覆材として使ったり、有機性の堆肥の材料として使ったりと農業での多面的な利用方法が有ります。

昨年も稲藁を用いて、コンポストの作成や踏み込み温床の作成等も指導して、今季の作付においても有効利用が出来たので、改めて今年はブータンの従業員が主導となって行い、昨年からのブラッシュアップが計れればと感じています♪

また、こちらの稲の収穫時の写真は今年の写真では無く。

2年前の収穫時の様子です。実は、私はこのブータンと言う国に2年前も旅行者として訪れており、その時にアグリツーリズムの一貫として、丁度、今住んでいる地区のお隣りの地区でファームステイをさせて頂き、収穫作業をお手伝いさせて頂きました♪

写真の手前にある様に、刈り取った稲をある程度一纏めにして、その奥に有る様に、その一纏めにした稲を田圃の上に綺麗に並べて乾燥させます。日本では「稲木」と言う木や竹等を田圃の中で組み、稲を天日干しにする方法が一般的です。

ただ、ブータンでは2枚目に紹介した写真の様に例外の田圃も有りますが。

基本的にお米の収穫は宗教的なルールに基づいて収穫開始日が決まっているので、どんなに稲の雰囲気が良くても収穫が出来ない事になっていたりします。(昨年はその開始日が遅く、11月になってもまだ収穫作業を行っており、お米の乾燥状況が激しくて割れたお米が多く出回っておりました。)

今年は今月の中旬頃に解禁日が有ると言われているので、昨年よりは良い状況で収穫が出来る事を期待したいと思います♪

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