JICA海外協力隊の世界日記

クズ・ザンポーラ♪ 幸せの国の農場便り♪

Happy Losar and Short Trip♪

クズ・ザンポーラ♪ 世界中の皆さんこんにちは♪

今回はまず「Happy Losar♪」と言う事で、ブータンは先日、お正月を迎えました♪

ブータンはチベット仏教の暦により、中国で有名な旧正月の春節と同時期にお正月を迎える事になります♪

ブータンの方のお正月の過ごし方は基本的に家族で集まりお参りをして、ゴハンを食べ、カプセと言うお茶菓子でお茶をし、仲間内と伝統競技でも有るアーチェリーやクルと言う的当ての様な競技を行う事が一般的です。

そして、ブータンの今年の2月はこのお正月休みと来週は現国王のお誕生日連休が存在し、大連休(日本のGWの様な)状況になっております♪

なので、僕も今回はお正月休みにブータン南部の国境の町「プンツォリン」にプチ旅行に行ってきました♪

この写真はその国境の町と言われる象徴の国境ゲートになり、この先がインドのジャイガオンになります。

ブータンの人とインドの人との往来は盛んで、車も同様に行き来が盛んな場所になります♪

この写真に写ってるのは、チュカ・ゾンと言う、ブータンの各県に存在するゾン(各県における行政・軍事・宗教の中心地)と呼ばれる建物が山の中腹に見えています。

ここはブータンの首都ティンプーから1時間程、車でチュカ県に入った際の町になりますが、ワン・チュと言う川が下に流れている大きな谷の上にある町でした。

この大きな谷の影響で霧や雲が広がり易い構造の為、このチュカ・ゾンの周りは雲が広がり易い町でもあるそうです。

このチュカ・ゾンの近くにはブータン初の大規模発電所であるチュカ水力発電所(CHP)やタラ水力発電所(THP)が存在し、その電力会社の関係者が居住する為の町も存在します。

南部橋.jpg

今回の道のりはティンプーからプンツォリンまで、車で約5時間近くの道のりなのですが、都市間の直線距離にすると約90㎞となり、日本で考えれば2時間程のドライブで済むのですが、そこは山岳国であるブータンなので山裾に作られた蛇の様な道を進んだ事によっての事になります。

この写真の様に山を越える為に谷を渡る為のこの様な橋が幾つか存在し、この様な橋が陸路の玄関口となるプンツォリンに繋がる道になると言う事でこの橋がブータンの生活を支えている事になります。

ゲドゥ.jpg

この写真の町は先のチュカの町と同様に水力発電所の従業員が居住する町でしたが、今は王立ブータンの大学が存在し、学園都市の様になっております。

この町はそれまで、標高が低く暖かさが残っていた地域から一気に標高が上がる台地の様な構造の土地に存在する町でとても寒くなる場所でした。

また、インドからの気流や低い雲がこの周辺の山に当たる事になり、この地域も霧に囲まれた町でした。

インド平原.jpg

これはプンツォリン市街地の手前の山にある検問所の先から見える光景で、それまでの山々が連なる光景から一変して視野が広がり、インド平原が見えました。

これはプンツォリン市街地の中央にある公園の中にあるサンドペルリ・ラカンと言うお寺になり、インドとの国境の町の都合上インドからの観光客も多く、ブータン人女性のキラとインド人女性のサリーが共に混在する町でした。

コロコダイルズー.jpg

そして、このプンツォリンにはクロコダイル・ズーと言うワニだけが居る動物園が有り、観光地となっております。

果物屋.jpg

また、これはプンツォリンのマーケットの中の果物屋の様子で上のワニ動物園同様にこの土地が熱帯地域なのが判る象徴的な様子で、ココナッツやパイナップル、マンゴー、グァバ、スイカ等がまだ2月なのに豊富に有りました。

プンツォリンロード.jpg

この町は人と物が大量に行き交う交易の町で有り、空路で運べない物質を運ぶ為の陸上の玄関口となり、写真の様に何台ものトラックがブータン中へと運ぶ為の一大拠点の町となります。今回、改めて南部への旅行で自身の拠点からわずか数時間移動するだけで、人も物も自然すら大きく変わるブータンの環境に再び魅力を感じました。

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