クズ・ザンポーラ♪ 幸せの国の農場便り♪

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大橋 和也
(東京都)

ボランティア/職種
青年海外協力隊
野菜栽培
派遣国
アジア
ブータン パロ県 ボンディ
一言メッセージ
ブータン西部の都市パロに有る野菜・果実の種苗センターで農業アドバイザーとして活動しており、ブータンの農業や食生活、習慣、文化等を紹介して行きたいと思います!!

 

マツタケを求めて♪

2018.08.27

文化 生活 自然 観光 食

クズ・ザンポーラ♪ 世界中の皆さんこんにちは♪

ブータンは8月も終わりの時期となり既に秋の雰囲気も出て来ました。特に、標高が3000メートル付近のブータン中部では朝晩の冷え込みも強く、この国では元々季節としても短い秋を先取りして来ました♪

今回、8月の下旬に訪れたブータンの中央部のブムタン県に国内旅行をした際のお話しをします♪

 

 

まず、タイトルとトップ写真に有る様に今回の旅の目的は自身の活動任地(標高2200メートル)よりも涼しいブータン中部のブムタン県のジャカールと言う標高3000メートル付近の町に避暑目的と共にこの地域の特産でもある「マツタケ」(現地語ではサンゲ・シャモ)を求めに行きました♪

このジャカールへはまず任地から首都へタクシーで1時間、そしてバスで12時間(約半日)かけて着く場所になります。距離としては約300Km位な場所なのですが、この時期は雨期でも有り道中の雨も激しく、また途中に4000メートル近く有る峠をいくつも越えなくていけないので、自ずと速度も落ちて半日近くかかる事になります。

崖崩れ.jpg

これは移動中の道路の状況でガードレールごと落ちているのが見えますが、そもそもガードレールが有る事自体が珍しく、こんなような道が300Km続いてます。けれど、これでも2年前に比べたら道は大きく改善されてました!

バス.jpg

ブータンの雨期の移動時のあるあるな光景ですが、道路が雨でぬかるみタイヤを取られて車体重量を軽くする為、乗客は全員降りてバスが自力で動くのを待ちます。今回は乗客総出で押す事は有りませんでしたが、この様な感じな事を4、5回繰り返して目的地に着くので、乗客の皆さんが自然と一体化します!

 

CMU.jpg

そして、首都を早朝に出て夕方に目的地であるジャカールに着き、その地域が任地であるJOCVの敷地からの眺めはとても穏やかで涼しく、避暑地としては最高な場所でした。

そこから、本来の目的でもあるマツタケ狩りへ♪

(実際はマツタケ・フェスティバルと言うお祭りが開催予定だったのですが、国政選挙イヤーとなる為、集会等は原則禁止と言う事で中止になりました...)

ウラ.jpg

マツタケ狩りを行った場所はジャカールから車で1時間程の山に囲まれたウラと言うとても景色の良い町に有る山で行いました♪

マツタケを採る為の許可証もシッカリと取り(ブータンは自然の物であれば、石でも薪や枝でも取って持ち出すのには国の許可が必要になります。)いざ、スギ林へ!!

スギ林.jpg

そこまで山深い森林では有りませんが、マツタケの取れるとされるスギ林がたくさん有りました!ただ、早朝の収穫スタートにも関わらず地元の「マッシュルーム・ハンター」達はとても行動が早く既に、収穫済みな場所が多くマツタケを取るのには苦戦しました...

マツタケゲット.jpg

途中、雨も強く降る中でのマツタケ狩りで見つけたマツタケは感動モノでした!!

マツタケゲット1.jpg

ただ、現地のローカルガイドさんやハンターさん達は既に多くのマツタケを収穫しており驚きました...

マツタケ籠盛り.jpg

写真に映っているのは地元のハンターさんが採っていたマツタケになり、傘の開いたモノや大き過ぎるモノも有りますが香りはマツタケ特有の香りで、日本では考えれない量を贅沢に頂く事が出来てとても美味しかったです♪

そして、ミッションの大半をこなした後の日程でこのブムタン県の観光を色々としました♪

当然、私自身は海外に住んでいるのですが1年半を超える長期間となるとそもそも海外に居る事を忘れて、活動任地と自宅の往復となりがちで自分がブータンに居る事自体をこう言った国内観光をしないと思い出させなくなるので♪改めて、ブータンを知る機会として♪

クジェ ラカン.jpg

その中でブータンと言えばお寺(ラカン)、そしてこのブムタンはブータンの中でもホーリー・プレイス(宗教色の強い地域)でもあります♪

上の写真はクジェ・ラカンと言う大きなお寺で毎年大きなお祭り(チェチュ)も地域の祭りとは別に独自で開催されており、このお寺の中に有るグル・リンポチェ(別名:パドマサン・バウァでブータンにチベット仏教を伝えた伝達者)の像はとても大きく驚きました。

バーニングレイク.jpg

また、この写真の場所も聖なる土地と言われるバーニング・レイクと言う場所で(厳密に言えばレイク:湖では無く、流れの有る川)、この地でかつて先に述べたグル・リンポチェが火の点いた松明を持って沈み、火が点いたまま戻って来たとされた事が由来とされる地でも有ります。

羊.jpg

また、これはブータンでは珍しく羊を放牧している牧場でこれは王族が関与している牧場になります。本来、ブータンには毛織物の文化が根強く有ったのですが、羊毛を刈り取る行為が羊を傷つける行為として宗教的に嫌われ羊の家畜利用そのものが減っているともされるのでとても珍しく感じました。

お土産.jpg

こちらはその毛織物によるお土産で、ブータンの伝統衣装で有るゴ(男性)やキラ(女性)のミニチュアでとても可愛い仕上がりになっており、まだまだお土産文化の薄いブータンではユニークな1品の一つです♪

TNP.jpg

さらに、今回訪れた地域はブータンの中でも有名な国立公園でもあるトゥムシンラ国立公園でも有りそのビジターセンターも今回は訪問しました♪

この国立公園は特徴として標高が4000メートル付近の森林限界を迎えた土地から、標高が1000メートル以下の亜熱帯の気候の土地を含む大きな国立公園で、その植生や生態系についてを詳細に紹介しておりとても興味深い場所でした。

チーズ.jpg

ただ、そんな色々と訪れた中でもやはり欠かせないのが「食」について♪

 

このブムタンと言う土地は標高が高い為、本来の低標高で盛んな農耕が適さず、蕎麦等の雑穀類や冷涼野菜でも有る芋類の生産が盛んで、同時に羊を含めた家畜生産が多く、その地理的特徴を活かし、かつてヨーロッパのスイス人による農産加工技術の支援が行われて、この地域はブータンでも有数のチーズの美味しい地域とされております♪

このチーズと合うこの土地が発祥であるブータンのビールもまた今回は飲む事が出来て、美味しいチーズも食べれて、美味しいお酒も飲めて、個人的には大満足でした♪

最後に、おまけで今回の旅行期間中に自身の誕生日が有り、その前日の夜に隊員同士で作った日本料理(お好み焼きや天ぷら)が久しぶりの日本の味でとても美味しかったです♪

 

ナメサメ・カディンチェ・ラ(ゾンカ語で、どうもありがとうございました。の意味)