JICA海外協力隊の世界日記

赤い土に暮らして

少女の誓い

ちょくちょく遊びに行っているカトリック修道院で行われた卒業式にいってきた。
修道女の卒業式(Graduacao da Irma)と直訳すると少し変だが、日本では誓願式と呼ばれる。この日、教育課程を修了した2人の少女が、神に誓いを立て、その証として十字架を享けとり、そして修道女になった。赤い花冠を付け、真新しい白の装いがまぶしかった!

①純潔を守り生涯結婚しないこと
②神と共に歩み人々を導くこと
③他の聖職者とともに共同で生きていくこと
司教からの3つの問いかけにしっかりと答え、自分の意思で修道女になった。(3つ目の問いについては、うまく聞き取れなかった。。。)

わたしよりもずいぶん若い少女が、自分の進む道に誓いを立てている姿は惹かれるものがあった。はて、わたしの27年間の人生で、自分を律しこれからの歩みを真っ直ぐ誓ったことはあったかと考えてしまった。

厳かな雰囲気だけど、幸せな空気にあふれ穏やかな式だった。いつもの日曜ミサとは異なり、参加者も教会に仕えている人ばかりだから、讃美歌がいつも以上に美しかった。
もちろん式の後は、みんなでご馳走を食べて、歌って踊って。楽しいひと時。わたしもNamaacha修道会のメンバーとしてダンスに参加した。

歌いながらケーキカットして、そしてお世話になった人にケーキサービスをする。日本では結婚式に見る光景だけど、ここモザンビークではどんなお祝い事でもケーキは欠かせない。お祝い事はみんなで集まってたくさんご馳走を食べて、最後に大きなケーキを分け合う。

2人の少女の未来に、幸あれ!ハレルヤ!

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