JICA海外協力隊の世界日記

赤い土に暮らして

首都マプト近郊をみる

日本から父、母、妹の3人がモザンビークにやってきた。
関西空港発で香港、ヨハネスブルグと乗り継ぎ、およそ24時間。父は初めての南半球、母は20年ぶりの海外、妹は2度目の海外で初途上国。と、長旅ながらみんなワクワクを持ってここまで来てくれた。

家族と回った首都マプト近郊を紹介したい。

◎マプト鉄道駅(冒頭の写真)
エッフェル塔で有名なギュスターヴ・エッフェル氏がデザインしたことで知られる。市内では植民地時代の名残で西洋的な美しい建物を見ることができる。

◎自然史博物館
象の胎児の標本が成長過程でみれる。世界で見れるのはここだけらしい。その他にも様々な動物の剥製とレプリカがまざって展示されている。

◎シパマニーニ市場
The途上国の市場という感じで、雑踏の中に活気があふれ庶民の暮らしを感じる。山積みにされた古着の山から、掘り出し物をあさる人。女性は人目を気にせず下着姿になり、試着をする。
生きた鶏の足を持って家に持ち帰る人。その場でさばいてもらう人。牛の頭もおかれていた。半分くらいは既に削がれていて生々しい。アフリカにも日本と同じ野菜がたくさんあることに、母は驚きと、そして新鮮さに喜んでた。

◎フェイマ
アフリカ雑貨のお土産が買える。普段は見て回るだけだけど、この日は大量購入。貝で作られたほろほろ鳥の置物がかわいい。

◎イニャカ島
マプト空港から小型セスナをチャーターして約35km沖合にある、イニャカ島にも足を延ばした。小さな島だが、サンゴ礁のあるきれいな海で観光シーズンには多くの人が訪れる。貴重な鳥類が観測でき、ウミガメの産卵場所ともなっており、研究施設も置かれている。フラミンゴの群れとペリカンを見ることが出来た!アフリカに来たからには、一つは野生動物をみたいという父の希望に応えられた。

モザンビークの乗り物も楽しんだ。シャパと呼ばれる乗り合いバス。ワゴンに時には20人以上も乗って移動する。1列4人、家族とこんなに引っ付くのも久しぶりだ。チョペラという3輪自動車。風を切って走るのが気持ちよくて、妹のお気に入りに。安全面を考えるとタクシー移動が一番だけど、タクシーとシャパでは価格に何十倍も差がある。現地の人の暮らしを感じるには乗ってみるのもいいかも。

美味しいものもたくさん食べて、家族で楽しい時間を過ごした。兄の仕事や恋人、姉と姪っ子たちの子育て奮闘話、妹の大学生活、親せきの話など、普段も連絡を取り合ったりするけど、直接会うと話が止まらない。家族が帰った後は、少しホームシックになった。

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ