JICA海外協力隊の世界日記

赤い土に暮らして

教育実習はじまる

モザンビークにも教育実習がある。卒業後は教壇に立つのだから、実際に学校で授業をするのはとても大事。

初等教員を養成する私の学校は、1年制ということもあり時間割は朝から晩までカツカツ。前期はポルトガル語、数学、理科、社会、図工などの教育法を幅広く学び、後期は週に一度、近隣の小学校に教育実習に出かける。モザンビークの教員は白衣がトレードマーク。後期になると、新しい白衣に身を包んだ生徒が嬉しそうに校内を行き交う。

教育実習先の近隣小学校は、1クラスが30人の学校もあれば、多いところでは80人と幅がある。とある日、7年生に対する教育実習に同席して、教壇に立つ生徒を見て、素直にすごいと思った。生徒が分かりやすい言葉を選んで説明し、たどたどしくも丁寧に板書し、凛々しく”先生”をしている。かっこいいなーと感じる。

途中から雨が降り出した。トタン屋根に響く雨音で先生(教育実習生)の声は全く聞こえないけど、それもアフリカではよくあるのだろう。雨の間、説明はやめて書き写しの指示を出したり、机の間を回って、理解できているか声掛けをしたりと、臨機応変に対応する。

教えることに真っ直ぐな今の姿勢を忘れず、素敵な先生になってほしいと願う。

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