2015/01/05 Mon
人 文化 生活
メキシコ版クリスマス(最終回;クリスマス・イブ)
オラ! コモ・エスタ? メキシコ、サン・フアン・デル・リオのKIROです。
今回は、クリスマス最大のイベント? カウンターパート宅で開かれたクリスマス・イブの紹介です。
夜8時に町の中心部にある教会に着きました。 既にミサが始まっていて、教会は超満員。子供からお年寄りまで大勢の家族が来ていました。横を見ると小さな女の子がキリストの赤ちゃん人形を抱いて参加していました。イブの儀式の前に連れてきたそうです。 牧師の言葉に合わせて全員で行うお祈りの言葉や讃美歌が教会に美しく響いて、メキシコ人の強い信仰心と共に神聖な一時を過ごせた満足感を感じることが出来ました。
途中、親戚の家に寄ってからカウンターパート宅に10時すぎに到着。奥さんの両親や兄弟姉妹など約20人が集まりました。挨拶の後は、先ずクリスマス定番のバカラオの煮物(塩タラとトマト、ピーマンなどの野菜を煮たもの)を全員で食べます。初めてのバカラオは、コクがあって美味でした。
しばらくしてから、キリストの人形を抱いたグループと家の中のグループに分かれます。人形を抱いたグループは、外で歌を歌い家の中の人と言葉を掛け合った後に家に入ります。家では人形をタオルに包み、揺りかごのように左右に揺らしながら子守唄を全員で歌い、人形をナシミニエントに寝かしつけます。この儀式で子守唄を歌い人形を揺らしながら寝かす様子は、見ていて微笑ましく感じました。
その後、フェリス・ナビダー(クリスマスおめでとう)と言いながら、全員で抱き合ってクリスマスをお祝いします。
夜11時すぎに、いよいよ夕食会になりました。
本日の料理は、鶏のロースト、豚肉の煮込み、カネロニ、野菜サラダに加え、甘~いデザートがケーキ、プリン、ビスケット・パフェと盛りだくさんでお腹一杯になりました。
夕食の後は、恒例のカラオケ大会です。メキシコの陽気な音楽に合わせてダンスをしたり、大声で歌ったりと一晩中盛り上がり、帰宅は午前様となりました。
神聖で微笑ましい儀式と美味しい夕食会。 その後ワイワイと全員で楽しむメキシコ版パーティで締めくくる長~いクリスマス・イブを過ごし、忘れられない夜となりました。
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