JICA海外協力隊の世界日記

薬剤師のウガンダ秘境滞在日記

世界手指衛生の日

 5月5日は何の日かご存知ですか?

 当たり前ですが、日本では「こどもの日」ですね。

 実は5月5日は、世界的には「手指衛生の日」として知られています。

 世界手指衛生の日に因み、5月中に手指衛生ワークショップを行い、WHOによる「世界手指衛生キャンペーン」に参加しました。

 今回はその様子を報告します。

 ワークショップは、カプチョルワ病院とシピヘルスセンターの両方で行いました。

 内容は、敗血症予防のための手指アルコール消毒の効果について、とWHOの手指衛生に関する動画の放映です。

 WHOの2018年手指衛生キャンペーンへの参加意思表示として、サインボードには「名前、施設名、国名」を書いてアップロードしました(1枚目の写真がカプチョルワ病院、2枚目の写真がシピヘルスセンター)

 キャンペーンのホームページを見ると色々な国の医療施設が参加していました!

 何度かワークショップを開催していますが、いつも日本では考えられない問題に直面します。

 今回も、いざワークショップを始めようとした瞬間に停電が起こりました。シピヘルスセンターでは、ノートパソコンの画面をみんなで覗き込んで動画を見ることで対応し、カプチョルワ病院では慌ててジェネレーターを用意することになりました。

 映写するためのプロジェクターも1台しかないため、保健局から借りてくるのですが、「県庁の誰かが借りていった?!」「コードがない?!」とプロジェクターの捜索に2日がかりでした。

 ワークショップが終わってヘルスセンターから帰ろうとした時に、スコールのような大雨…。しばらく帰れなくなり、結局風邪を引いてしまいました。

 へとへとになったけれど「全部署にアルコール消毒剤を設置しよう」「薬の調剤の前に手を洗おう」「石鹸を使おう」といった意見をもらえ、やって良かったなぁと思いました。

 上の写真はカプチョルワ病院でのワークショップの様子です。壁にWHOのムービーを映写しているところです。

 最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 ケイタボン(現地語でありがとうの意味)

SHARE

最新記事一覧

JICA海外協力隊サイト関連コンテンツ

  • 協力隊が挑む世界の課題

    隊員の現地での活動をご紹介します

  • JICA 海外協力隊の人とシゴト

    現地の活動・帰国後のキャリアをご紹介します

  • 世界へはばたけ!マンガで知る青年海外協力隊

    マンガで隊員の活動をご紹介します

TOPへ